長毛で優雅な気品漂うメインクーン。とても人気な猫種です。ここではメインクーンのかかりやすい病気と飼う上で気をつけたい病気についてまとめてみました。
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メインクーンがかかりやすい病気

  • 肥大型心筋症
  • 毛球症

これらの病気について勉強していきましょう。

肥大型心筋症

心臓の壁が内側に向かって肥大することによって、心臓が十分な血液を全身に排出できなくなってしまう病気。

  • 症状じっとしていることが多い、少しの運動で疲れやすい、安静時でも呼吸が荒いなど。でも普段の生活の中で、猫はじっとしていることが多いので、初期の症状で飼い主さんが気付きにくいことがこの病気の難しいところです。『安静時でも呼吸が荒い、口を開けて呼吸をする』などの明らかな症状がみられるころには、病状はかなり進行してしまっていることが多いです。
  • 原因
    遺伝的な関連が示唆されています。

毛球症

毛づくろいの際に抜けた毛を飲みこんでしまい、胃や腸の中で毛玉が異物となって食欲不振や嘔吐などの症状を起こす病気。

  • 症状
    食欲不振、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状が見られます。毛は抜けた時はふわふわしていますが、毛玉が胃腸の中で水を吸い込むと固い布の塊になってしまいます。これが腸につまると、きつい腹痛を伴い、手術をしなくてはいけない状態に。異常を感じたらすぐに病院を受診することが大切です。
  • 原因
    毛づくろいの際に毛を飲みこんだ毛が異物となって、通過障害を起こすことが原因です。

慢性腎不全

数か月~数年かけて徐々に腎臓の機能が低下する病気。進行していく病気なので、完治する治療法はありません。対処療法を行いながら、付き合っていかなくてはいけない病気です。メインクーンに限らず、高齢猫全般に多く発生します。

  • 症状
    水をたくさん飲み・尿をたくさんする、食欲低下、嘔吐、便が硬くなる、体重が減る、脱水がすすむ、毛のつやが悪くなるなどの症状です。初期の症状は尿検査でしかわかりません。飼い主さんから目に見える吐き気などの症状が出るころには病態が進行していることが多いです。
  • 原因
    一般的に、加齢によるものが最も多いです。遺伝的にメインクーンに起こるとされている『多発性腎嚢胞』という病気から慢性腎不全へと発展することもあります。

メインクーンを飼う上で気をつけたいポイント

毎日1-2回、こまめにブラッシングやコーミングはかかさず行いましょう。

メインクーンの魅力のひとつでもある美しい被毛を保つために、コーミングやブラッシングは欠かせません。毛玉が出来てしまうと、痛いだけでなく、皮膚の血行が悪くなり、皮膚病の原因になってしまう可能性もあります。一度出来た毛玉をほどくことは出来ないので、短く毛を刈ってしまうしか方法がありません。

ブラッシングとコーミングは目的が異なり、ブラッシングでは『抜け毛を取り除くだけでなく、皮膚の血行が良く』、コーミングは『ブラシ以上に毛をきれいにとかす』ことが目的です。いずれも美しい被毛を維持する上では欠かせません。毛の手入れグッズは、ブラシ、コーム、スリッカー、ラバーブラシなど、たくさん市販されています。飼い主さんの好みによって使い分けましょう。

脇や股などの擦れる部位はとても毛玉が出来やすいので、これらの部位は丁寧に行う必要があります。1日に1-2回の頻度が良いでしょう。

ただ、どんな温和な猫でもあまりに時間が長いと、飽きて怒ってしまうことも!手早く、丁寧に、やさしく!がポイントです。
生後6カ月までの間にブラシやコームに慣れさせておくと、ケアがしやすいといわれています。

メインクーンは筋肉量も多いので、運動も必要!

メインクーンは日本猫と比べると非常に大きく、筋肉量も多い猫なので、運動が必要です。キャットタワーのように上下運動が出来る場所や、動き回れる空間を作ってあげましょう。体を十分に動かすことが出来ないと、ストレスがたまってしまい、病気や異常行動の原因になることも。もちろん精神的にゆっくり落ち着ける場所も設けてあげましょう。

他の猫と比べると熱中症にはなりやすいので、気をつけましょう。

体が大きく、ふわふわの被毛のメインクーンは体に熱がこもりやすく、日本猫と比べると熱中症には気をつけていただきたいです。極度に温度を下げる必要はありません。人間が過ごせる程度の室温に設定し、猫が自分の感覚に応じて移動できるようにさせてあげましょう。

肥満には要注意!

猫の体型にあった適正な体重をご存じでしょうか。体重が増えすぎると、関節炎や心臓病、糖尿病などのリスクが高まります。飼い主さんの責任で、太らせすぎないことが大切です。

猫は犬のように散歩に連れて行き運動させるのも難しいので、食事管理を行って体型を管理するしかありません。同じ量の食事を与えていても、年をとると代謝が落ちて、太ることもあります。食事の内容をライフステージにあったものに変更したり、量を調節してあげましょう。