ヤマネコとイエネコを交配させて作られたベンガル。ヒョウのような模様、そして柔らかい被毛はとても魅力的です。ここではベンガルのかかりやすい病気と飼う上で気をつけていただきたいポイントについてまとめてみました。
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ベンガルがかかりやすい病気

  • 角膜炎
  • ストレス性神経障害
  • 特発性膀胱炎

これらの病気について勉強していきましょう。

角膜炎

目の表面を覆う角膜に炎症が起こる病気。

  • 症状
    目をつぶる、目を痛がって気にする、目やにが出る、涙がでるなどの症状がみられます。炎症がきつく起こると、目全体が白濁したり、目の表面に穴があいてしまうこともあります。目の異変は早急に対応をしないと、どんどん進行して悪化してしまう可能性がるほか、猫自身が気にしてひっかいて他の病気を招いてしまう危険性もあります。かかりつけの動物病院へ連れて行きましょう。
  • 原因
    異物や外傷、ウイルス感染などが主です。

ストレス性神経障害

過剰にストレスを感じ、それに伴い、過度の毛づくろいによる脱毛や異常行動などを起こす病気。

  • 症状
    最も多いのが過度の毛づくろいによる脱毛です。その他にもしきりに鳴いたり、イライラして攻撃的になることがあります。
  • 原因
    環境の変化(引っ越しや工事)、飼い主さんと遊べずさみしい、ゆっくりできる環境がない、十分に体を動かせていない、トイレの場所が変わった、など些細な変化でもキッカケになることがあります。

特発性膀胱炎

結石や感染を伴わない原因不明の膀胱炎を起こす病気です。

  • 症状
    トイレに頻回行く、何度も排尿姿勢をとる、粗相をする、おしっこはほとんど出ない~少量しか出ない、尿に血が混じる、下腹部をしきりに気にするなどの症状があります。
  • 原因
    原因不明ですが、ストレス、肥満、ドライフード、水を飲む量が少ないなど、様々な要因が関わっていると考えられています。ストレスとして考えられることは、前述のストレス性神経障害の原因と同様で、些細な変化でもきっかけになることもあります。何か異変があった場合、発症の直前に何かいつもと違うことがなかったかどうか考えてみましょう。

ベンガルを飼う上で気をつけたいポイント

たっぷりと運動ができる環境を作りましょう。

イエネコとヤマネコを交配して作られたベンガルは、筋肉質で、かなりの運動量を必要とする猫です。かといって感染症などの危険性を考えると、外に出すわけにはいかないので、家の中でも十分に動き回れる環境を作ってあげましょう。

運動好きな猫にとって、やはり上下運動ができるキャットタワーは人気です。猫の性質として、高いところから周囲の状況を見渡すことが好きなので、その観点から見ても非常におすすめです。

ベンガルは個体差もありますが、改良が加えられて随分人に対しても懐く性格になってきているようです。飼い主さんと遊ぶことを喜ぶ猫も多いでしょう。

ベンガルにとってストレスは大敵!

野生種のヤマネコの血が入っていることから、いくら改良されて攻撃的な一面はなくなったとは言っても『環境の変化に敏感で、ストレスを感じやすい性格』です。落ち着かない環境はNG。

かかりやすい病気の項目でも書いたように、ストレス性神経障害や特発性膀胱炎といった病気の原因になってしまうこともあります。ベンガルを飼う上では、安らげる環境を設けてあげること、あまり環境の変化が起こらないように配慮してあげましょう。

ブラシは1日1回かけてあげましょう。

ベンガルは短毛で抜け毛は比較的少なめの猫です。でもブラッシングは必ず行いましょう。頻度としては1日に1回程度。週に2-3回でも問題ないという人もいるくらいなので、特に神経質になって行う必要はありません。でも、ブラシをかけてあげると抜け毛が取れ、皮膚の血行も良くなります。すると、被毛はよりつややかに、美しくなるでしょう。

それだけでなく、ブラシを丁寧にかけてあげると皮膚の状態もしっかりと確認することができます。健康チェックの意味も兼ねて、毎日スキンシップを取ってあげましょう。

なかにはブラシを嫌がる猫もいますが、小さい頃(生後6カ月より前)からブラシに慣れさせてあげると、ブラシをかけやすくなるといわれています。長い猫の人生を考えると、いつか病気になることもあるでしょう。誰も体を全く触れないと、いざ病気になっても誰も触れず苦労することは目に見えています。がんばりましょう。

肥満には要注意。

ベンガルは筋肉量が多く、運動量の多い猫は前述の通りです。その分食べる量も多いので、与えすぎで肥満になることには注意したいです。肥満になると、人間同様、糖尿病、関節疾患、心臓病などのリスクが高まってしまいます。

飼い主さんが責任をもって、適正な体重に管理してあげましょう。おやつはカロリーが高く、カロリーオーバーの原因になっていることも。与えすぎには気をつけたいところです。これらにもし思い当たる節があったら、かかりつけの獣医師に体重の相談をしてみてはいかがでしょうか。