被毛の美しいアビシニアンを改良されたロングヘアードアビシニアンとも言われるソマリ。ここではソマリのかかりやすい病気と、飼う上で気をつけたいポイントについてまとめてみました。
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ソマリがかかりやすい病気

  • 毛球症
  • 尿路結石症
  • 溶血性貧血(ピルビン酸キナーゼ欠損症)

これらの病気について勉強していきましょう。

毛球症

毛づくろいの際に抜けた毛を飲みこんでしまい、食欲不振や吐き気をもよおす病気。

  • 症状
    食欲不振、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状を示します。毛玉といっても胃や腸の中で水分を含むと固いボールのようになってしまいます。腸に詰まってしまうと手術をする以外方法はなくなってしまうので、異変を感じたら早急に動物病院へ連れて行きましょう。
  • 原因
    毛づくろいの際に飲みこんでしまった毛玉が消化器の中で異物となってしまい、通過障害を起こすことによります。

尿路結石症

腎臓、尿管、膀胱、尿道に結石が出来る病気。

  • 症状
    頻回トイレに行く、排尿姿勢を何度もとる、トイレ以外の場所で粗相をする、下腹部をしきりに気にする、おなかを触ると痛がる、尿に血が混じる、尿が少ないなどの症状があります。ただ尿路に結石がつまると尿が出なくなり、1-2日の間に命にかかわる状態になってしまいます。異変を感じたらすぐに病院へ行って、処置を受けなくてはいけない病気です。
  • 原因
    食事のミネラルバランスが悪い、水を飲む量が少ない、ストレスなど、様々な要因によって起こる可能性があります。肥満は尿路結石症発症の一因といわれています。

溶血性貧血(ピルビン酸キナーゼ欠損症)

ピルビン酸キナーゼというエネルギーを産生する上で必要な酵素が欠損するため、赤血球が壊れやすく、貧血を起こす病気。(ソマリに多い遺伝性疾患です。)

  • 症状
    ぐったりする、疲れやすい、食欲低下、粘膜の色が青白いなどの貧血の症状、そして尿が赤っぽいなどの症状が見られます。
  • 原因
    遺伝的な関連が示唆されており、ソマリの他にもアビシニアン、ベンガル、シンガプーラでもこの病気があるといわれています。

ソマリを飼う上で気をつけたいポイント

1日1回のコーミングを行いましょう。

美しい被毛が魅力的なソマリ。手入れは1日1回のコーミングがおすすめです。ブラシを用いるか、コームを用いるかは飼い主さんの好みにもよりますが、コームを使うとアンダーコートまでとかして適度に毛が取れる上に、オーバーコートのゴージャス感を失うことはないようなので、おすすめと言っている飼い主さんが多いです。こすれる部位(脇や股など)は非常に毛玉が出来やすいので入念に行いましょう。

猫の性格によっては、大人になってからブラシをかけようにも、させてくれない子もいます。出来るだけ生後6カ月までの間に慣れさせてあげることをおすすめします。そして、どんなに寛容な子でも時間が長くかかると飽きてしまうので、手早く、やさしく、丁寧に行いましょう。
また被毛の手入れの一環として、2カ月に一回程度のシャンプーをすると毛を一気に取り除くことも出来、より一層美しい被毛を手に入れることができることは間違いありません。

太りすぎには要注意。

人間と同様、猫にも多い肥満。肥満は、糖尿病や関節疾患の原因にもなるので、飼い主さんが責任を持って、食事管理・体調管理をすることが大切です。食事はライフステージにあった総合栄養食を与えてあげましょう。適正な体重は獣医師と相談の上、食事量も決めると安心です。

そして、最近では食事以外におやつを与えているご家庭も多いのではないでしょうか。全体の食事のカロリーの1割程度におやつのカロリーは抑えることが大切です。おやつを与える上での指標にしましょう。
(今室内飼育の猫は避妊手術・去勢手術をしている猫が多いですが、この処置をすると代謝が落ち太りやすくなってしまいます。キャットフードの裏面には体重あたりの食事量の目安が表示されていますが、代謝が落ちるとこの目安以下でも体重が増えてしまうことも。猫の体型を見ながら食事量は増減する必要があります。)

毛球症に配慮された食事??

最近の食事では、毛球症に配慮されたものも多く販売されています。食物繊維などが多く含まれ、飲みこんだ毛が毛玉にならずに便の中に排出されるように作られています。きちんとブラッシングをした上に、食事でも毛球症に配慮すると安心だと思います。

毛球症を疑うような食欲不振、吐き気がある場合は様子を見ずに、動物病院を受診することをおすすめします。

少しデリケートな一面もあるソマリ、大きな音や声はNG!

ソマリは他の猫よりは少しデリケートな一面があります。どの猫でも大きな音や大きな声はとてもストレスに感じることがあります。ストレスのある環境が続くと病気の引き金になってしまうこともあります。必ず猫がくつろぐことが出来る空間は必ず作ってあげましょう。猫は高いところから、周りの状況を確認できる環境を好むのでキャットタワーを置くと喜んでくれる子が多いです。