最も小さい猫と言われるシンガプーラ。繊細な一面も持ちますが、人懐こい一面もあり、いいパートナーになれるでしょう。ここではシンガプーラのかかりやすい病気と飼う上で気をつけたい病気についてまとめてみました。
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シンガプーラのかかりやすい病気

  • 溶血性貧血(ピルビン酸キナーゼ欠損症)
  • 肥大型心筋症
  • 尿路結石症

これらの病気について勉強していきましょう。

溶血性貧血(ピルビン酸キナーゼ欠損症)

ピルビン酸キナーゼというエネルギーを産生する酵素が遺伝的に欠損することで、赤血球が壊れやすく、貧血を起こす病気。

  • 症状
    疲れやすくぐったりしていることが多い、食欲の低下、粘膜の色が青白いなどの貧血の症状、そして赤っぽい尿が出るなどの症状が見られます。
  • 原因
    遺伝的な関連が示唆されています。シンガプーラの他にもアビシニアンやベンガルでもこの疾患が見られます。

肥大型心筋症

心臓の壁が内側へ厚くなり、全身に向けて十分な血液を送りだすことができなくなる病気。

  • 症状
    すぐ疲れる、遊んでいてもすぐやめてしまう、安静時でも呼吸が荒いなどの症状が見られます。でも猫は普段からじっとしていることが多く、飼い主さんから見ても症状が明らかに分かりにくいのがこの病気の難しいところです。その他、血栓が血管に詰まり、突然痛みを訴えて倒れたり、動きがおかしくなったりすることもあります。早急に対応してあげる必要がありますので、動物病院へ連れて行きましょう。
  • 原因
    遺伝的な関連があると示唆されています。

尿路結石症

腎臓、尿管、膀胱、尿道に結石が出来る病気。

  • 症状
    トイレに頻回行き排尿姿勢をとる、排尿時に痛がって鳴く、下腹部をしきりに気にして舐める、粗相をする、尿に血が混ざるなどの症状が見られます。結石が実際に尿路に詰まったり、長期間に渡って炎症が続くと粘膜が腫れてしまって、結果的に尿が出なくなると1-2日の間に状態が急変し、命に関わる危険な状態になる可能性があります。異変を感じたら早急に病院へ連れていってあげることが大切です。
  • 原因
    食事のミネラルバランスが悪い、水を飲む量が少ない、ストレス、肥満など様々な要因が関わっていると考えられています。

シンガプーラを飼う上で気をつけたいポイント

繊細な一面を持つシンガプーラ。ストレスは大敵です。

シンガプーラは甘えん坊な一面もありますが、繊細な一面も併せ持っている子が多いです。ちょっとした生活の変化にも敏感にストレスを感じてしまうことも少なくありません。過度のストレスを感じると、攻撃性が増したり、異常行動が見られることもあります。

また、ストレスからしきりにグルーミングをして脱毛したり、ストレスが発症に関わるとされている膀胱炎になることも。ストレスと感じる生活の変化というのは『飼い主さんの帰りが遅くなった』『トイレの場所・トイレの砂が変わった、もしくはトイレを洗った』『家の近所で工事が始まった』など、本当に些細なことの可能性もあります。

シンガプーラは繊細な一面も持っているということを十分認識し、しっかりと猫が落ち着く場所を設けてあげて、出来る限りストレスの少ない生活を心掛けましょう。このように書くとシンガプーラは飼いにくいように思われる方もいるかもしれません。でも人懐こい一面もあるので、仲良くできることでしょう。

しっかりと信頼関係を築きましょう。

繊細な一面を持つシンガプーラにとって、飼い主さんとの信頼関係は重要です。猫の性格にもよるので、無理にスキンシップを取る必要はありませんが、こまめにケアをしたり、コミュニケーションをとる中で信頼関係を築いていくことが望ましいです。

活発なシンガプーラのために運動ができる環境を作ってあげましょう!

シンガプーラは活発な猫です。運動を十分に出来る環境をつくってあげることはとても大切です。猫は上下運動が好きなので、キャットタワーや階段をおいてあげると喜ぶことが多いです。猫は高いところから周囲を眺めることを好むので、キャットタワーはこのような理由でも好まれます。

飼い主さんとおもちゃを使って一緒に遊ぶのも、コミュニケ-ションにも運動にもなるのでとても良いです。

さほど抜け毛が多い猫ではありませんが、ブラッシングは1日1回行いましょう。

シンガプーラは短毛で抜け毛は多くありませんが、ブラシはかけてあげることをおすすめします。毛玉が出来ることはないので、さほど神経質になる必要はありません。ただ、ブラシをすると抜け毛が取れるだけでなく、皮膚の血行が良くなるので、皮膚病の予防になり、被毛もより美しくなることでしょう。

ブラシはホームセンターなどでも多数販売されていますが、シンガプーラであればラバーブラシでも十分です。ただ、換毛期はファーミネーター等のスリッカーを使用して積極的に抜け毛を取ってあげることをおすすめします。比較的日常のケアはしやすい猫です。