グレーの美しい毛並み、少しずんぐりとした愛らしい体型、賢く穏やかな性格が特徴的なシャルトリュー。ここではシャルトリューのかかりやすい病気と飼う上で気をつけたいポイントについてまとめてみました。
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シャルトリューのかかりやすい病気

  • 腎嚢胞
  • 慢性腎不全

これらの病気について勉強していきましょう。

腎嚢胞

腎臓に嚢胞が出来る遺伝性の病気で、緩やかに腎臓の機能が低下して、結果的に慢性腎不全に移行していきます。

  • 症状
    初期は全く症状がわかりませんが、腎嚢胞のサイズがある一定以上になると触診でも触知できるようになります。腎嚢胞が大きくなるにつれて少しずつ腎臓の機能が低下し、3歳~10歳の間に腎不全へと移行することが多いです。
  • 原因
    遺伝的な関連が示唆されています。

慢性腎不全

数年~数カ月かえて徐々に腎臓の機能が低下する病気。腎不全は進行性の病気なので、対症療法で病気に付き合っていくしかありません。(※シャルトリューに限らず、どの猫種でも高齢になると多くみられる病気です。)

  • 症状
    多飲多尿(たくさん水を飲んで、たくさん尿をだす)、食欲減少、嘔吐、体重減少、脱水などの症状が出ます。でも、初期の症状は尿検査でしかわからないため、飼い主さんも気付くことが難しいです。嘔吐や食欲減少などの目に見える症状が出るころには、病態もかなり進んでいます。
  • 原因
    一般的には加齢によることが多いです。前述のように腎嚢胞の結果として腎不全になることもあります。

シャルトリューを飼う上で気をつけたいポイント

被毛が密なので、ブラッシングを1日1回行いましょう。

シャルトリューは非常に被毛が密なため保温性が高く、被毛も撥水性が高いです。抜け毛は少ないので手入れは楽ですが、1日1回までとはいかずとも2、3日に1回ブラシをかけてあげると、適度に抜け毛を取り除け、風通しがよくなり、皮膚の状態もよく保てることでしょう。

ブラッシングは抜け毛を取り除くだけの目的でなく、皮膚の血行を改善させ、より美しくつややかな被毛になることは間違いありません。飼い主さんとのコミュニケーションとしての意味も果たしてくれます。

運動をしっかりできる環境を作ってあげましょう。

体格も大きく、筋肉量の多いシャルトリューにとって運動は必須です。運動出来ない環境や、遊びが足りない環境では、猫自身もストレスがたまり、病気や異常行動の原因になってしまうことも少なくありません。猫は上下運動が好きなので、キャットタワーもおすすめです。上から周囲の環境を眺めることも出来るので、猫にとってはキャットタワーが人気なのもわかります。

また、飼い主さんと遊ぶことも喜ぶ猫なので、コミュニケーションを取りながら体を動かすこともいいでしょう。
筋肉量が多い猫にも関わらず、運動量が少ないと、どうしても肥満になってしまいます。飼い主さんの責任で適正な体重に管理してあげましょう。猫の場合は運動だけで痩せることは難しいので、必ず食事管理が大切になってきます。ライフステージ合わせた食事、量を心掛けて健康的な体型を保ってあげてください。肥満は万病のもとです。

熱中症になりやすいので要注意!

シャルトリューは非常に毛が密なので、熱がこもりやすく、日本の夏の気候では熱中症になる危険性も少なくありません。これは他の猫にも共通しますが、夏の暑い時期に冷房をつけずに締め切った部屋は絶対にNGです。極端に温度を下げる必要はありませんが、人間が快適に過ごすことができる程度の温度に室温を設定してあげることは大切です。もしくは猫が暑い寒いと感じた際には移動できるようにしておいてあげましょう。

熱中症は体の中に熱がこもり、適切に処置をしても、気付くのが遅ければ死にいたる病気です。夏に限らず、移動中の車やキャリーの中は思いがけず暑くなっていることもありますので、しっかりと知識をもって十分に注意を払いましょう。

歯磨きをしてみませんか。

犬猫に共通して歯周病は多い病気です。高齢の猫になると、口が痛くてご飯が食べられないほどの痛みを訴えることも少なくありません。このような時は薬で痛みを抑えたり、麻酔をかけて歯を抜いたり、歯の掃除をする処置をしなくてはいけなくなります。

このようなリスクを減らすために必要なのは歯磨きです。愛犬家の間では大分浸透していますが、猫の場合は口のケアは非常に難しいのが悩みどころです。もちろん子猫の時から、少しずつ歯ブラシやガーゼで歯磨きを練習すれば、させてくれる子もいます。

でも、中にはどうしても難しい子ももちろんいます。そんな猫のために、最近では歯垢をつきにくくする口腔内環境にするデンタルケア用品も販売されています。いざ歯周病になってから始めても、効果は低いので、きれいな歯の状態の時から、デンタルケアを始めてみませんか。獣医師に相談してみることもおすすめです。