根強い人気のあるアメリカンショートヘア。見た目はもちろん、その性格も魅力です。ここではアメリカンショートヘアのかかりやすい病気と、飼う上で気をつけたいポイントについてまとめてみました。
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アメリカンショートヘアがかかりやすい病気

  • 肥大型心筋症
  • 関節炎
  • 糖尿病
  • 脂漏性皮膚炎

これらの病気について勉強していきましょう。

肥大型心筋症

心臓が内側に肥厚し、全身に十分な血液を送ることができなくなる病気。

  • 症状
    少し運動しただけでもすぐ疲れる、安静時でも呼吸が荒いなどの症状が見られます。ただ、飼い主さんが分かるようなこれらの症状が見られる頃には病態はかなり進行してしまっています。血栓が詰まってしまうと、急に強い痛みを訴えると同時に倒れたり、動きがおかしくなることもあります。(この時の痛みは激烈で、もがいて攻撃的になるほどです。)
  • 原因
    遺伝的な関連が示唆されています。

関節炎

関節に炎症が起こる病気。

  • 症状
    関節炎が起こっている部位を気にする、足をあげる、状態によっては元気食欲に影響が出ることもあります。
  • 原因
    一般的には加齢性の変化ですが、肥満になると、関節に対する負荷が増加し炎症が起こりやすくなります。

糖尿病

血糖値が異常に高い状態が続くことで、尿中にも糖が出てしまう病気。

  • 症状
    多飲多尿(水をたくさん飲み、尿量も増える状態)、食欲はあるにも関わらず痩せてきた、などの症状が見られます。病気の進行に伴って、神経症状(かかとを地面につけて歩く)が出たり、さらにケトアシドーシスという状態になると嘔吐下痢を伴う意識障害、昏睡など大変危険な状態になります。
  • 原因
    インスリンの分泌が少ない(Ⅰ型)、インスリンに体が反応しなくなる(Ⅱ型)という2つのパターンがあります。猫にはⅡ型の方が多く、この原因には肥満やストレスがあげられます。

脂漏性皮膚炎

皮膚が脂っぽくべたつき、皮膚炎を起こす病気。

  • 症状
    フケっぽくなる、被毛がべたつく、においがきつくなるなど。それに伴い菌が繁殖しやすくなり痒みを伴う皮膚炎を起こります。
  • 原因
    食事の栄養バランスやアレルギーが関連していることもあります。肥満により、皮膚の免疫が低下してこの病気が起こることもあるようです。

アメリカンショートヘアを飼う上で気をつけたいポイント

アメリカンショートヘアは肥満に要注意!!

アメリカンショートヘアは非常に食欲旺盛な猫です。猫が欲しがるままに与えていると、肥満になることは間違いありません。肥満になると、前述のような病気(糖尿病、関節炎)をはじめとした様々な病気になりやすくなります。猫の骨格によって適正な体重は異なります。自分の猫の適正体重を知った上で、それに見合った食事量を与えましょう。

猫が欲しがるままに食事やおやつを与えていると、その場は喜んでくれるでしょうが、将来的にとてもつらい思いをすることになるかもしれません。おやつの量は一日の摂取カロリーの1割までにおさえましょう。意外に高いおやつのカロリー。まず一度チェックしてみましょう。

しっかりと運動できる空間を作ってあげましょう。

アメリカンショートヘアは骨格もしっかりとした、筋肉質な猫です。運動できる環境は必須しょう。一番おすすめなのはキャットタワーです。猫の好きな上下運動もできますし、周りを見渡すことができる高いところで休むことも可能です。猫も人間と同様で、体を動かしてストレスを発散すること、そして安心できる場所でゆっくりとくつろぐことが心身の健康を保つ上で非常に大事です。

飼い主さんと遊ぶ時間も大切!

アメリカンショートヘアは遊び好きで、フレンドリーな性格。理想のコンパニオンとも称されるほどです。飼い主さんと遊んで、しっかりと発散させてあげましょう。でも、あくまでも猫なので、構いすぎはNG。適度な距離を保ちましょう。

ブラシもこまめにかけてあげましょう。

ブラシは1日に1回はしっかりとかけてあげましょう。長毛ではないのでさほど神経質になる必要はありませんが、ブラシをかけてあげることは、抜け毛を取るだけでなく血行を良くし、新陳代謝を促すことにつながります。美しい被毛を保つためには必須といっても過言ではありません。ファーミネーターというブラシは本当に毛がよく取れる上に、抜けた毛が舞わないのでおすすめです。是非一度試してみてはいかがでしょうか。(部位によっては皮膚を傷つけてしまうこともあるので、十分に気をつけてください。)

歯磨きを習慣にしましょう

猫にも多い歯周病。予防するには歯磨きしかありません。でも、犬と違って猫の歯磨きはさぞ大変だと思います。一番良いのは生後6カ月までの間に少しずつ歯ブラシになれさせること。性格的に難しければ、ガーゼを使用する方法や、歯垢をつきにくくするデンタルスプレーなども市販されています。お口のケアはいつまでも健康で過ごすために是非実践していただきたい習慣なので、可能な方法で始めてみませんか。獣医師に相談してみてもよいかもしれません。