カールした耳が特徴的なアメリカンカール。愛嬌があり、人懐こい一面が魅力的です。ここではアメリカンカールのかかりやすい病気と飼う上で気をつけたいポイントについてまとめてみました。
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アメリカンカールのかかりやすい病気

  • 毛球症
  • 外耳炎
  • 角膜炎

これらの病気について勉強していきましょう。

毛球症

毛づくろいの際に抜けた毛を飲みこんでしまい、その毛が胃腸の中で異物となり、食欲不振や嘔吐、便秘などの症状をもよおす病気。

  • 症状
    食欲不振、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状が見られます。ただ、抜けた毛の塊は胃や腸の中で水を含むと固くなり、胃の出口や腸につまることがあります。つまってしまうと、手術でしか取り除くことは出来なくなってしまいます。早急に対応をする必要がありますので、動物病院へ連れて行ってあげましょう。
  • 原因
    毛づくろいの際に毛を飲みこんでしまい、その毛が異物となって通過障害を起こすことによります。

外耳炎

外耳に炎症が起こる病気。アメリカンカールは耳の形がカールしていて、耳の中の環境が悪くなることがあります。

  • 症状
    耳を痒がり後ろ足で耳のあたりを掻く、頭を振る、頭を床や壁にこすりつける、などの症状があります。
  • 原因
    細菌や酵母菌(カビ)が感染することによる場合が多いです。

角膜炎

目の表面の角膜に炎症が起こる、痛みを伴う病気。

  • 症状
    目を痛がる、目をつぶっている、目を掻くような仕草を見せる、目やにが出る、涙がでる、目が充血するなどの症状が見られます。また、炎症がきつくなると、目全体が濁ったり、角膜が潰瘍を起こし患部が目に見える状態になることもあります。角膜炎のように目に違和感を感じる病気は、猫も目を気にして引っ掻く可能性があります。病態が悪化することも少なくないので、早急に病院へ行き治療を受けましょう。
  • 原因
    異物が目に入って刺激となる他、細菌やウイルスが感染が原因になることもあります。

アメリカンカールを飼う上で気をつけたいポイント

長毛種は1日2回こまめにブラッシング、短毛でも1日1回はブラシをかけましょう。

アメリカンカールには長毛種と短毛種がいますが、長毛種を飼った場合にはこまめにブラッシングをすることは必須です。ブラシをかけないと、間違いなく毛玉が出来ます。毛玉は見た目の問題だけでなく、皮膚の血行も悪くなり皮膚病の原因にもなるので気を配りたいポイントです。

もちろん毛球症を防ぐという目的もあります。頻度としては1日に2回、ブラシをかけるのがベストです。特に脇の下や股など擦れやすい部分は入念に行いましょう。ブラッシングに合わせてコーミングも行うと、より綺麗な被毛を保つことが出来ます。

換毛期は積極的にファーミネーター等のスリッカーを用いて死毛を取り去ってあげる必要があります。
短毛種でも1日に1回程度のブラシをかけてあげると、皮膚の状態もよりよい状態で保つことができるでしょう。ブラシをかけるときに、耳の中も確認してあげるとちょっとした変化にも気付きやすいです。

筋肉の多い猫なので、しっかりと運動できる環境を。

アメリカンカールは筋肉の量も多く、たくさんの運動量を必要とする猫です。しっかりと運動を出来る空間を設けてあげることをおすすめします。キャットタワーは、猫が好む上下運動も出来るので人気です。飼い主さんと遊ぶことも非常に好きな猫なので、おもちゃ等で遊びながらコミュニケーションをとってあげましょう。

肥満には要注意。

アメリカンカールは成猫の体型になるまで2-3年かかるため、そこまでは高栄養、高たんぱくな食事が必要です。ただ、食欲も比較的ある猫なので、猫の欲しいままにご飯を与えていると肥満の危険性があります。肥満になると糖尿病や関節疾患、心臓病などのリスクも高まります。飼い主さんが責任を持ってしっかりと体重のコントロールをしてあげなくてはいけません。

歯磨きで歯周病の予防を行いませんか。

犬猫に多い歯周病は歯磨きでしか予防することが出来ない病気です。歯周病は多くの動物が患っている病気ですが、年をとると口が痛くてご飯が食べられない状態になる猫もいるほどの痛みを伴います。

飲み薬で一時的に炎症や痛みに対処することも出来ますが、完全に治すためには麻酔をかけて歯を抜いたり、歯石を取る処置が必要になるのです。いざ、歯石がついてから歯磨きを始めても、もちろん付いた歯石は取れません。付く前に予防することがベストです。このような理由で今は歯磨きをおすすめしています。歯ブラシが無理でもガーゼで行うのでも問題ありません。もしくは歯磨きが難しくても、歯石をつきにくくする口腔内環境にするデンタルケア用品もあります。

動物病院でも取り扱われている商品も多いので、獣医師に相談してみるのも良いですね。