短頭種の中で一番の人気犬種といっても過言ではないフレンチブルドッグ。

愛くるしい表情は飼い主さんの心をつかんで離しません。

もともとはイングリッシュブルドックが祖先で、

パグとテリアの交配種により誕生したといわれています。

 

そんな愛犬と末永く一緒に暮らしたいのは飼い主さんならあたりまえのこと。

そのために必要な【日常の健康を保つ飼い方】、【病気への知識】、【治療への費用対策】の3つについてみていきましょう。

フレンチブルドックの病気とおすすめの保険

目次

飼う上で気をつけたい健康管理のポイント

長生きするには何よりも飼い主さんの愛犬に対する健康管理が重要です。

病気予防にもつながりますので、是非心がけてみましょう。

ここでは特にフレンチブルドックで気をつけたい飼育ポイントをまとめています。

顔のケアは念入りに

フレンチブルドッグの個性のひとつが、顔にあるシワではないでしょうか。

このシワがフレブルの魅力とも言えますが、構造上シワの間に汚れがたまりやすくなり、

皮膚炎の原因になってしまうことも多くあります。

炎症がなければ、1週間に1回程度の頻度でも問題はないので、

濡れたタオルやコットンで優しくぬぐってあげましょう。

激しい運動は避けること

フレンチブルドックのもう一つの特長が鼻(マズル)です。

短頭腫と呼ばれる種類ですが、この構造の犬は気道が短く呼吸が苦手という弱点があります。

そのため激しい運動をすると呼吸が荒く辛いです。特に高齢犬になると非常に辛いでしょう。

もともと物静かな犬種で運動量もそこまで多くないため、

日頃の散歩は気分転換の意味合いで、ゆっくり歩くペースを10分×2回ぐらいを目安にすると良いです。

夏の暑い時期は特に熱中症に要注意

気道が短く呼吸が苦手なことで生じる問題が【体内の熱】です。

ご存じのように犬には汗腺が身体になく、鼻と口により体内の熱を調整します。

 

しかしフレブルは呼吸をするときに非常に負担がかかり、

特にパンティング(犬が暑い時、興奮した時に『ハァハァする』呼吸)がとても苦手といえます。

そのため、夏の暑い時期には熱がこもりやすくなり熱中症になってしまうリスクがとても高くなります。

短頭種にとって、散歩は暑い時間帯に行くことは致命的ですので、細心の注意を払っていただければと思います。

肥満も大敵!

全ての病気に通じるといっても過言ではない肥満ですが、

気道が小さいフレブルは肥満も大敵です。

肥満になりすぎると難しい呼吸がより難しくなり、時には生命に影響がでることも。

肥満防止には適切な食事量とカロリー管理です。

食事量とカロリーは一般的にフレブルの理想体重から求めることが可能です。

愛犬の理想食事量・カロリーを求めよう!

フレンチブルドックの理想体重は、

  • 成犬時の体高約30cm:8.0~14.0kg未満

となっています。

1日に必要な食事量とカロリーは下記の式に当てはめてもとめます。

  • 1日の必要食事量=犬の体重の約2.5%(40分の1)
  • 体重1kgあたり50~80kcal

計算するとフレブルの理想食事量は200~350g、カロリーは400~1120kcalとなります。

人間の食べ物を与えないこと、おやつのあげ過ぎにも注意しましょう。

こまめにブラッシングを行いましょう

フレンチブルドッグはあまり毛が抜けないと先入観を持っている方も多いのではないでしょうか。

でも実際のところ、フレンチブルドッグは非常に毛が抜ける犬種なのです。

こまめにブラッシングをしてあげる習慣を作りましょう。

ブラシは短毛種に良く使われる獣毛ブラシがおすすめです。

ブラッシングをすることで皮膚の血行もよくなるため新陳代謝も進み、皮膚病の予防になるといっても過言ではありません。

なにより皮膚の状態ををしっかりと確認することができるので、小さな変化や病気の諸症状にも気付くことができます。

歯並びが悪いので歯磨きは念入りに

フレンチブルドッグは比較的よだれの量が多いので、小型犬の中でも歯石が付きにくいと思われます。

ですが、短頭種なので歯並びが悪いことが比較的多いです。

歯並びが悪いと、食事のよごれがたまりやすくなってしまうこともあります。

すると、もちろん歯周病、しいては歯槽膿漏、歯根膿瘍に発展してしまうことも。

歯周病になると口臭がきつくなるだけでなく、心臓病や腎臓病の原因になることもあるため、毎日の歯磨きを習慣にしましょう。

人間の子供用の歯ブラシを使う方法やガーゼで歯をぬぐってあげる方法もあります。

フレンチブルドックのかかりやすい病気

長生きのために次に大事なのは、病気への知識です。

知識が頭に入っていることで、症状を素早く完治し病気の早期発見にも繋がります。

ここでは特にフレンチブルドッグがかかりやすい病気、

  • 目瞼内反症
  • 股関節形成不全症
  • アトピー性皮膚炎
  • 短頭種気道症候群
  • 角膜潰瘍

についてまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

子犬で要注意

目瞼内反症

まぶたが内側に反り、睫毛(まつげ)が目に当たることで炎症をきたす病気です。

症状

角膜炎や結膜炎が起こり、目が充血する、目脂が出る、涙がでる、目をこする、顔を床に擦りつけるなどの症状が見られます。
目に傷がつくとチクチクと痛みます。

原因

先天的な構造によるものです。

股関節形成不全症

股関節の構造が先天的に浅いことで、股関節が不安定で関節炎をおこす病気です。

症状

腰を振って歩く、足を引きずる、横座りをするなどの症状があります。

原因

大型犬に多い病気ですが、先天的に股関節の構造が浅いことが原因とされています。

アトピー性皮膚炎

アレルゲンに対し過剰にアレルギー反応を示し皮膚炎をおこす病気です。

症状

皮膚を痒がる、皮膚が赤い(肉球の間や脇、股などの擦れる部位は症状が悪化しやすい)、
慢性的に炎症があることで皮膚が厚くなったり、黒く色素沈着してくる等。小さい頃は外耳炎のみをくり返す犬もいます。

原因

遺伝的な関連が示唆されています。

犬のアトピー性皮膚炎の原因や症状、予防方法の詳細はこちら

成犬~要注意

短頭種気道症候群

鼻がつぶれているフレンチブルドッグやパグ、シーズーなどの犬種は鼻腔が圧迫されているため、
喉の構造が他の犬種とは異なった構造になっています。
鼻の構造も特殊で、これらの構造に付随して起こる様々な呼吸症状の総称をさします。

症状

いびきがうるさい、興奮すると鼻が『ブーブー』と鳴るなどの特徴があります。
呼吸困難にもなることもあります。(夏場の熱中症には注意が必要です。)

原因

短頭種の呼吸器の構造が原因です。個体差で重症度が異なります。

膿皮症

ブドウ球菌を主体とする細菌が皮膚や毛穴に感染した結果起こる皮膚病です。

症状

軽度であれば皮膚が赤くなる、発疹ができる程度。
ですが進行すると小型の膿ほうができ、リング状に薄皮がむけたようになります。
さらに悪化すれば、皮膚が化膿し悪臭がではじめます。

原因

基本的に不衛生によるものが多いです。
特に顔にシワの多いフレブルはしわの間に発症することもあります。

犬の膿皮症の原因や症状、予防方法の詳細はこちら

角膜潰瘍

目の表面に傷が付いて痛みを伴う病気です。

症状

目をしょぼしょぼさせる、涙目、充血、目を閉じてしまうなどの症状があります。
程度によっては炎症がきつく、目が濁ってしまうこともあります。
(飼い主さんが目で見て凹んでいることが確認出来ることもあります。)

原因

フレンチブルドッグは目が出ているので、物理的に傷つくことも多いです。
(散歩のときなど)また、眼瞼内反症や乾性角結膜炎に続発しておこることもあります。

フレンチブルドックにおすすめのペット保険は?

日常の健康管理をしっかりおこない、病気への予防行動をおこなえば病院にお世話になるリスクは大きく減ります。

それでももし病気やケガになったときに重要なのが【しっかりと治療する】ことです。

そのためにはお金がかかります。特に国の負担が無い犬の治療費は想像以上に大変です。

そのもしもの備えとして最近人気になっているのが【ペット保険】です。

ここではフレブルに合っているペット保険は何か?を考えていきます。

フレンチブルドックに多い治療って?

まず実際の治療現場でフレブルが患っている疾患は何かを知ることがペット保険選びのヒントになります。

ペット保険会社によるとフレブルは、消化器、目、耳、皮膚疾患が多い結果になっています。

しかもすべてが他犬種より平均以上で、皮膚疾患は倍以上の発症率。

 

膿皮症や角膜潰瘍、目瞼内反症、気管虚脱、短頭種気道症候群が代表的な病気。

また異物誤飲の事故が他犬種よりも発生数が多いのも特徴になっています。

これはフレブルが他犬種よりも食べ物への執着が強い犬種であるからとも言われています。

これらをまとめると、フレブルの治療の特徴は以下のようになります。

フレンチブルドックの治療の特徴

  • 気管虚脱、角膜潰瘍、異物誤飲が多く手術になりやすい
  • 膿皮症など皮膚病で通院治療も多め

高額になる場合の治療費の目安は?

では実際どのくらいの治療費になるのでしょうか?

色々な病気やケガありますが、今回は異物誤飲についてみていきましょう。

異物誤飲とはその名の通り、消化できない食べ物でないものを食べてしまう事故です。

動物では特に多い事故で、フレブルは他犬種よりも多い結果です。

治療は物の種類や摂取量によって異なり、

吐かせる、様子をみる、外科手術により異物を取り出すなどがあります。

特に食べ物で無い場合は緊急性も高く、摘出手術になり高額です。

下記は日本獣医師会による治療費の相場です。

  • 再診料:730円
  • 小型犬入院費(1日):2,729円 ※通常1~3日入院
  • 血液検査:5,432円
  • 内視鏡検査:15,304円
  • レントゲン検査:3,931円
  • 注射(静脈、筋肉):3,245円
  • 輸液:2,999~6,845円(箇所で異なる)
  • 血管確保:1,922円
  • 全身麻酔:10,020円
  • 胃切開: 38,129 円

吐かせる経過観察であれば、30,000円以上、

手術が必要になってくると、10万円を超えるケースも多くなってきます。

フレンチブルドックにおすすめのペット保険とは?

今回は異物誤飲にスポットを当てましたが、気管虚脱や短頭種気道症候群、角膜腫瘍も

手術代で10万以上になってくる病気です。

また通院治療も受けるケースが多く、病気やケガのリスクは比較的高めの犬種といえます。

この点を考慮すると、フレブルに良いペット保険の条件は以下のようなものです。

フレブルにはこんなペット保険がおすすめ!

  • 手術の限度額は高く、限度回数が多いものを選ぶ!
  • 通院治療も日数が十分なものを!
  • 補償率はある程度高めのプランがおすすめ!

手術の限度額は高く、限度回数がものを選ぶ!

他犬種よりも手術を受ける可能性が高いフレブルは、

手術の補償内容についてしっかりとしている保険がおすすめです。

 

ペット保険では通院、入院、手術という項目で治療分類がされ、

それぞれに限度回数・日数や1日限度額が設定されているところがあります。

限度を超えてしまうとその年は一切補償が受けられません。

手術の限度額が高く、また回数制限も多めのところを選びましょう。

通院治療も日数が十分なものを!

一回で高額な治療費にはならないものの、細かな支出が多くなるのが皮膚疾患と特徴です。

そのため通院補償についても考慮する必要があります。

通院日数が多くなることに対処できるよう、日数・回数制限が多めのペット保険がおすすめです。

補償率はある程度高めのプランがおすすめ!

ペット保険では補償率が高いと保険料は高くなる傾向にあります。

保険料は掛け捨てのため、できれば安いに越したことはありませんが、

フレブルは治療を受けるリスクも高いため、補償率はある程度確保しておいた方が良いでしょう。

多少高めの保険料でも十分に恩恵を受ける可能性は高いです。

目安としては補償率70%程度のプランが良いです。

 

例えばガーデン少額短期保険のプラチナプランはおすすめ。

補償率50~90%から選べ、しかも保険料が小型犬の場合得な保険会社です。

加えて通院、入院、手術の回数・日数制限、1日限度額設定が無いため、

かなり自由度が高く利用できるのもメリットです。

詳しくは【迷うなら!】犬のペット保険おすすめは?どこが良いの?を参考にしてみてください♪