パピヨンはフランス語で蝶という意味。

その名の通り蝶のようにピンと立ち上がった大きな耳が特長で、

活発で人懐こく、体臭が少ないことからも人気の犬種です。

そんな愛犬と元気な生活を長く送るためには、

【飼い主さんの飼い方】、【病気予防】、【いざというときの備え】が大切です。

パピヨンの病気とおすすめのペット保険

目次

飼う上で気をつけたい健康管理のポイント

病気やケガのリスクを減らし末永く健康でいるには、日々の飼い主さんの飼い方がとても重要です。

ここでは特にパピヨンが気をつけたい飼育ポイントをまとめてみました!

被毛を美しく保つために

パピヨンの被毛は長毛でありながら、抜け毛が少ない犬種です。

そのためついついブラッシングを油断してしまいますが、定期的に小まめなブラッシングをしましょう。

美しい毛並みを保ったり、皮膚のマッサージになるため健康にも良いです。

コームで毛玉が無いかチェックし、スリッカーで抜け毛を取る、最後にピンブラシで毛並みを揃えましょう。

高いところに登らないように気をつけて!

室内で一緒に生活をしていると、犬もソファやベッドに登ることが多いではないでしょうか。

でもこの習慣は膝蓋骨脱臼や腰の病気を悪化させる要因のひとつです。

特にパピヨンは膝蓋骨脱臼になりやすい犬種ですので、注意が必要。

また飛び乗った時、飛び降りた時に、思いがけない事故に発展してしまうこともあります。

パピヨンは非常に足も華奢なので、骨折してしまうこともあります。

ソファやベッドには犬用の市販の階段を設置してあげると良いでしょう。

また柵を設置して、これらには近寄らないような習慣を作ることもひとつかもしれません。

滑らないような環境作りを心がけましょう

高いところに登ることだけでなく、『滑る』というのも膝蓋骨脱臼や骨折の要因のひとつです。

膝蓋骨脱臼は生まれたときは問題がなくても、生活習慣で徐々に脱臼しやすくなってしまうことがある病気です。

フローリングにはカーペットやコルクマットを敷いて滑りにくい環境を作るか、滑りにくい塗装を施しましょう。

また、肉球の間の毛が伸びていると滑り止めとしての役割を果たせなくなってしまいます。

こまめにカットを行い、常に肉球が見える状態を保つことが重要です。

体重管理もしっかりと

膝蓋骨脱臼に大敵なのが肥満です。

肥満は生活習慣病の原因にもなるので、特に高齢犬になると影響がでてきます。

理想的な体重を維持するには適切な食事量とカロリーが重要。

両者ともパピヨンの理想体重から計算することが可能です。

愛犬の理想食事量・カロリーを求めよう!

パピヨンの理想体重は、

  • 体高28cm以下:1.5~5.0kg

となっています。

1日に必要な食事量とカロリーは下記の式に当てはめて求めます。

  • 1日の必要食事量=犬の体重の約2.5%(40分の1)
  • 体重1kgあたり50~80kcal

そのため食事量は37.5~125g、カロリーは75~400kcalが理想的となります。

そのほかに、人間の食べ物はご法度。おやつもなるべくあげ過ぎに注意してください。

運動もしっかりと

パピヨンはずば抜けて運動量が高いわけではありませんが、

性格が活発で室内だけではストレスも溜まりがち。

肥満防止のためにも、散歩には毎日連れていきましょう。

目安として徒歩30分×1回がちょうど良い運動量です。

パピヨンがかかりやすい病気

次にパピヨンが特にかかりやすい病気についてみていきましょう。

予め原因や症状を知っておけば、予防や病気・ケガの早期発見をすることができます。

パピヨンがかかりやすい病気は、

  • 膝蓋骨脱臼
  • 骨折
  • 進行性網膜委縮症
  • 歯周病
  • 白内障

です。
それではひとつひとつ見ていきましょう。

子犬で要注意

膝蓋骨脱臼

膝のお皿の骨(膝蓋骨)が脱臼する病気です。

症状

足を痛がる、足を挙げる、スキップのような歩き方をするなどの症状が出ます。
痛みがきついと、元気食欲が減ることもあります。

原因

先天的な原因もありますが、後天的に事故や外傷で脱臼しやすくなってしまうこともあります。

犬の膝蓋骨脱臼の症状や治療法、予防方法の詳細はこちら

骨折

骨折には骨が折れるだけでなく、成長期の犬だと『成長板』という骨が成長する部分が損傷を受けて、
その後の骨の影響を与える骨折もあります。

症状

足を痛がる、足を付くのをためらい三本脚で歩くなどの症状が出ます。

原因

若いパピヨンだと外傷が最も多い原因でしょう。でも代謝、感染、腫瘍による骨折も起こります。

中齢犬以降で要注意

進行性網膜委縮症

網膜が委縮し、徐々に機能が低下するため、視力が低下し最終的には失明に至る病気。

症状

初期は暗い時に視力低下の症状がでるのみですが、徐々に視力が落ち、最終的には失明に至ります。
でも住み慣れている家では、犬もしっかりと物の配置を覚えているので症状が非常に分かりにくいことが多いのが難しいところです。

原因

遺伝的な関連が大きいと示唆されています。

歯周病

歯石の中で歯周病菌が繁殖し、炎症を起こす病気です。

症状

口臭が強い、食べ物を食べる時に痛がる、ドライフードをためらいながら食べる、口を気にする、目の下から膿がでる、結膜炎になる、などの症状が出ます。

原因

歯石がたまり、歯周病菌が繁殖することによっておこりますが、小さい頃に乳歯が抜けず歯並びが悪くなってしまったり、元々かみ合わせが悪かったりすると歯周病になりやすくなります。

白内障

目のレンズ(水晶体)が白く濁ってしまう病気です。

症状

黒目の中の瞳の部分が白く濁って見えるようになります。
真白になると物が見えなくなるので、物にぶつかったりする可能性があります。

原因

最も多いのは加齢による白内障ですが、糖尿病に二次的に起こる場合や、外傷が原因で起こる場合、
ぶどう膜炎などの目の中の炎症に続発して起こる場合など、様々な原因があります。
(パピヨンでは一般的ではありませんが、先天性の白内障、若齢性の白内障もあります。)

パピヨンにおすすめのペット保険は?

最後にペット保険についてお話していきます。

毎日のお手入れや飼育環境への配慮、病気への予防行動で病気やケガのリスクは減るものの、

完全に0になるわけではありません。

病気やケガになったときに大事なのはしっかり治療すること。

ですが国の負担が無い犬の治療は高額なお金がかかります。

そのもしもの備えとして今ペット保険が注目されるんですね。

では具体的にパピヨンに向いているペット保険の特長はどのようなものでしょうか?

パピヨンに多い治療の種類は?

ペット保険を選ぶには実際に愛犬の犬種がどのような治療を受けているか事情を知ることが大切。

ペット保険会社によるとパピヨンの場合、消化器系、筋骨格系、皮膚疾患が多い結果になっています。

特に筋骨格系疾患は他犬種よりも治療件数が多く、脚の華奢なパピヨンならではといえます。

骨折や小型犬種に多い膝蓋骨脱臼が代表的です。

それ以外では他犬種の平均以下のため、骨系の病気が一番のネックということになります。

パピヨンの治療の特徴

  • 骨折や膝蓋骨脱臼など骨系の病気・ケガが多い
  • 他の病気は少なめで比較的丈夫といえる

高額になる場合の治療費の目安は?

比較的丈夫な犬種ですので、病気になりにくく他犬種よりは医療費は安く済むといえますが、

骨折や膝蓋骨脱臼などは手術になるため高額な治療になります。

特に膝蓋骨脱臼にはグレードが存在し、症状によって対策も異なります。

グレード1指で押すと脱臼するものの、自然に元に戻る。
通常はあまり手術はしない
グレード2指で押すと脱臼し、かつ自然に戻らない。
また足を曲げたときに脱臼し、脚を引きずったり飛び跳ねるように歩くときがある。
グレード3ほとんど常に脱臼している状態。
重度な歩行障害がおこり、脚を引きづったりしゃがんだ姿勢で歩く。
整復してもすぐに脱臼する。
グレード4ほとんど常に脱臼している状態。
重度に骨が変形し、子犬はO脚で、高齢犬はカニのように歩く。
また十字靭帯断裂が生じることもある。

軽度の場合は関節や骨に良い食事やサプリメント、鎮痛剤やレーザーによる保存的治療になりますが、

中度以上になると手術を勧められます。

下記は日本獣医師会による手術関連の治療費の相場です。

  • 再診料:730円
  • レントゲン検査:3,931円
  • 血液検査:5,432円
  • 小型犬入院費(1日):2,729円 ※通常3~5日入院
  • 膝蓋骨脱臼整復手術:45,309 円
  • 骨折整復手術:49,331~51,448 円(骨折箇所で変動)
  • 血管確保:1,922円
  • 注射(静脈、筋肉):3,245円
  • 全身麻酔:10,020円

単純な手術になった場合、8万円以上が相場と言えます。

そのほか合併症や他の箇所の整復が必要になった場合はより高額になっていきます。

パピヨンにおすすめなペット保険とは?

パピヨンの場合、骨折や膝蓋骨脱臼など突発的な病気に対処することが大切です。

また消化器系も平均並みの治療件数で、特に急性胃腸炎なども突発的な手術になりやすい病気。

そのため、パピヨンに適したペット保険は以下のようなものが良いでしょう。

パピヨンにはこんなペット保険がおすすめ!

  • 補償なそこそこで保険料が低価格なプランを選ぶ!
  • 入院・手術の日数制限・補償限度額が十分なものを選ぶ!
  • 通院日数制限も十分なものを!

補償なそこそこで保険料が低価格なプランを選ぶ!

他犬種に比べ治療件数も少なく丈夫なパピヨンの場合、補償をそこまで手厚くする必要はありません。

補償が手厚すぎると保険料は高くなりますし、ペット保険は掛け捨てなので無駄になります。

補償はそこそこで保険料が安めのプランを選ぶのがコツです。

入院・手術の日数制限・補償限度額が十分なものを選ぶ!

ペット保険では通院、入院、手術と分類があり、

それぞれに日数や回数制限、1日、1回治療あたりの限度額が定められているところがあります。

パピヨンの場合入院が長くなる治療ケースも想定されるので、

入院の日数制限、1日限度額が十分なもの、そして手術の支払い限度額が一定以上のものを選びましょう。

入院で20日・1日1万円以上、手術は10万円以上が理想的です。

通院日数制限も十分なものを!

骨折や膝蓋骨脱臼などの場合、術後の経過観察や、

症状が軽度の場合は保存的治療になるため、通院日数も増える可能性があります。

そのため、入院と同様通院の日数制限、1日限度額が十分なものが望ましいです。

特に最近は通院、入院、手術全てで回数や日数、1日限度額無しという保険も登場しているので、

色々な骨折や膝蓋骨脱臼のグレードに対応できて安心です。

例えばガーデンペット保険などは保険料も安くこうした制限が無いペット保険として有名です。

詳しくは【迷うなら!】犬のペット保険おすすめは?どこが良いの?を参考にしてみてください♪