胴長短足の可愛い体型で人気のウェルシュコーギーペンブローグ(以下コーギー)は、

イギリスが産地の牧羊犬で現在も王室で愛されている人気犬種。

日本でも根強い人気で常に登録数上位です。

そんな愛犬と健康に長く暮らすためには【毎日の健康に気を使った飼い方】はもちろん、

【病気への知識と予防行動】、そしていざという時の【出費対策】が大切です。

コーギーのかかりやすい病気とおすすめのペット保険

目次

飼う上で気をつけたい健康管理のポイント

段差には要注意。階段を設置しましょう

コーギーの特長といえば、短い足と長い胴体です。
あの姿で素早く動く姿が可愛いですが、その体型ゆえ足腰に負担がきやすい欠点があります。
特にかかりやすい病気のひとつである椎間板ヘルニアはコーギーを飼っている飼い主さんは皆さん心配されている病気だと思います。

 

段差を飛び乗る生活習慣、後ろ足だけで立つ姿勢、フローリングで滑るということは腰に非常に負担になります。
これらの負担を減らすためにも、ソファやベッドは市販の段差を付けることをおすすめします。
フローリングは滑りにくくするため、カーペットを敷いたり、滑りにくい塗装を施しましょう。
日々の負担を減らすことがとても大事です。

太らせないように気をつけましょう

椎間板ヘルニアや股関節形成不全など足腰を悪化させる要因になるもうひとつが肥満です。
特にコーギーは日本では太りやすい傾向にあります。
これはもともと牧羊犬のため運動量が高い犬種なのですが、
飼い主さんが忙しい、散歩不足などでエネルギーが消費できず脂肪へ変わってしまうからなんです。
 
しかもエネルギーを得るためにコーギーは食欲旺盛で、さらに肥満になりやすいので、
食事量やカロリーのコントロールはとても重要です。

 

食事量とカロリーは一般的にコーギーの理想体重から求めることが可能です。

愛犬の理想食事量・カロリーを求めよう!

コーギーの理想体重は、

  • オス(体高約25.4~30.0cm):10.0~12.0kg未満
  • メス(体高約25.4~30.0cm):10.0~11.0kg未満

となっています。

1日に必要な食事量とカロリーは下記の式に当てはめてもとめます。

  • 1日の必要食事量=犬の体重の約2.5%(40分の1)
  • 体重1kgあたり50~80kcal

そのためオスの場合は、1日食事量250~300g、カロリーは500~960kcal、
メスの場合は、1日食事量250~275g、カロリーは500~880kcal
となります。
 
おやつは全体の摂取カロリーの1割程度におさえましょう。

肥満防止にしっかりと運動も

食事管理に加えてやはり運動もしっかりおこなうようにしましょう。
コーギーはもともと外が大好きですから、室内運動だけではストレスも溜まってしまいます。
目安としては掛け足も時々交えながら30分を2回おこなうのが丁度良いです。
 
また体高が低いので地面の照り返しをもろにうけやすいです。
夏場の散歩の際は、日中の日差しが強い時は避けましょう。

ブラッシングを行いましょう。

コーギーは被毛が短い方の犬種ですが、皮膚病予防やマッサージも兼ねて日頃からのブラッシングを心がけましょう。
一週間に1-2回の頻度で十分です。
まずコーミングで毛玉が無いかチェックし、そのあと短毛種用の獣毛ブラシでブラッシングしてあげましょう。

コーギーのかかりやすい病気

次にコーギーなら特に気をつけたい病気についてです。

予め病気の知識をいえておけば予防行動の参考になりますし、病気の早期発見にもつながります。

コーギーがかかりやすい病気<は、

  • 股関節形成不全
  • 椎間板ヘルニア
  • 激怒症候群
  • 尿路結石
  • 会陰ヘルニア(オス)
  • 白内障

になります。

子犬で要注意

股関節形成不全

股関節の構造が生まれつき浅く不安定なことに起因しておこる関節炎です。

症状

『腰を振って歩く』というのが特徴的です。
片足を引きずったり、横座りをすることもあります。

原因

遺伝的な原因が大きいとされていますが、明確にはなっていません。
成長期に股関節に過度の負荷がかかる運動をすることは悪化要因とされています。

中齢以降は注意

椎間板ヘルニア

背骨の骨ひとつひとつの間にある椎間板の変性が起こり、
脊髄を圧迫することにより痛みから麻痺までの神経症状を起こす病気です。

症状

(グレードによって異なりますが)キャンと鳴いて痛がる、ナックリング(足の甲をついたまま、直さない状態)、
不全麻痺~完全麻痺、排便排尿ができない、深部痛覚がなくなるなどの症状があります。

原因

コーギーのような胴長短足の犬種は軟骨異栄養犬種という犬種で、先天的に椎間板の変性が起こりやすいことが原因です。
(そのため若い時期からヘルニアが起こりやすいです。)
椎間板がもともと、硬く脆いことも原因のひとつとされています。

犬の椎間板ヘルニアの原因や症状、予防方法の詳細はこちら

激怒症候群

普段は温厚な性格でも、何かの拍子にスイッチが入ってしまって、
手当たりしだい攻撃をし始めてしまう病気です。

症状

シワを寄せて牙を剥いたり、低い声で唸ったりする前触れなく、いきなり攻撃してきます。
その後犬はふと、元の状態に戻ります。

原因

これを病気ではなく性格と勘違いされて飼育を放棄されてしまうことも。
まだ明らかになっていない部分も多い病気ですが、脳の疾患を疑われています。

尿路結石

腎臓、尿管、膀胱、尿道のどこかに結石ができる病気です。

症状

結石により膀胱の粘膜が傷つき、膀胱炎になることが多いです。
排尿時に痛がる、トイレに頻回行く、血尿、飲水量が増えるなどが一般的な膀胱炎の症状です。
ただ、結石が尿道に詰まってしまうと、尿が出なくなり、体調一変します。
尿毒症や腎不全が起こるため、1、2日の間に命にかかわる病態に陥ってしまうのです。
早急な対応を要します。

原因

食事、飲水量が少ない、細菌感染、遺伝などが主な原因です。

中高齢以降は注意

会陰ヘルニア

未去勢のオスに見られることが多く、肛門周りの筋肉が薄くなり、
その周囲の臓器(脂肪、膀胱、大腸など)がヘルニアを起こす病気です。

症状

排便時に痛がる、軟便が増えた、お尻がぽこっと膨れているように感じるなどの症状があります。

原因

お尻まわりの筋肉が薄くなることが主な原因です。
これは男性ホルモンの影響を主に受けるとされていますが、明確になっていない部分も多い病気です。

白内障

目のレンズ(水晶体)が白く変性し、目が見えなくなる病気です。

症状

黒目の瞳の部分が白く濁って見えるようになります。
白くなるにつれて視力が低下し、最終的には失明に至ります。

原因

最も多いのは加齢による白内障ですが、糖尿病に続発する場合や、
外傷に続発する場合、目の中のつよい炎症に続発して起こる場合もあります。
先天性、若齢性の白内障もありますが、コーギーでは一般的ではありません。

コーギーにおすすめのペット保険は?

日頃の健康管理、そして病気の知識による予防に努めていくことが愛犬が長生きするコツです。

ですがやはり完璧に病気やケガを避けられるわけではありません。

もしも病気やケガになったら【しっかりと治療してもらう】ことが重要ですが、

そのためには治療費が飼い主さんにとって大きな負担になりますね。

そこで少しでも負担が減るようにと注目されているのが【ペット保険】です。

ここではコーギーに合っている保険は何かをまとめてみました!

コーギーに多い治療って?

どんなペット保険が良いか考えるうえで大切なのはコーギーが実際にどのような治療件数が多いかです。

そこに対応できるペット保険なら適しているというわけですね。

 

ペット保険会社によるとコーギーが多い治療は、耳・皮膚、消化器、泌尿器疾患が多い結果になっています。

特に消化器、皮膚、泌尿器は他犬種の平均件数よりおおめ。

泌尿器疾患は12歳を超えると加入者の20%を超えています。

会陰ヘルニア、尿路結石、子宮蓄膿症、前立腺腫瘍、皮膚炎などが代表的です。

これらをまとめると、コーギーの治療の特徴は以下のようになります。

コーギーの治療の特徴

  • 手術になりやすい病気が多い
  • 高齢になるほど泌尿器疾患のリスクが増

高額になる場合の治療費の目安は?

では実際にどのくらいの治療費になるのでしょうか?

今回はオスに代表される尿路結石、メスに代表される子宮蓄膿症をみていきます。

尿路結石

尿路結石はできる箇所、結石の種類、進行状態によって薬と食事療法と手術にわかれてきます。

結石の種類で多いのはストルバイト結石とシュウ酸カルシウムの2つ。全体の90%以上を占めます。

 

ストルバイト結石という尿路結石の場合は、おしっこのPHコントロールで溶かすことが可能ですが、

シュウ酸カルシウム結石は一度できると溶けず手術になります。

最近ではシュウ酸カルシウム結石タイプが増えてきているそうです。

下記は日本獣医師会による治療費の相場です。

  • 再診料:730円
  • レントゲン検査:7,107円
  • 超音波検査:3,204円
  • 尿検査:1,432円
  • 膀胱洗浄:3,252円
  • 尿道閉塞解除3,898円
  • 小型犬入院費(1日):2,729円 ※通常1~3日入院
  • 血液検査:7,296円
  • 注射(静脈、筋肉):3,245円
  • 輸液:2,687円
  • 血管確保:1,922円
  • 全身麻酔:10,020円
  • 尿管切開:44,309円
  • 膀胱切開:36,898 円
  • 尿道切開:36,144 円

このほかにも処置代や薬代などがかかってきます。

 

結石が小さい場合は超音波などで破壊を試み尿と一緒に流しますので2万程度になります。
難しい場合は手術になります。
手術も結石が出来た箇所(尿管、膀胱、尿道)によって切開部分は異なりますが、
全て合わせておよそ12万以上を見ておくと良いでしょう。

子宮蓄膿症

メスの犬特有の病気が子宮蓄膿症で避妊してない場合におこりやすいです。
症状が見られたら至急治療に入らなければいけない病気で、
繁殖の予定がなければ外科手術が主に選択されます。
内服薬による治療もありますが、完治するケースは非常に少ないです。

 

下記は日本獣医師会による治療費の相場です。

  • 再診料:730円
  • レントゲン検査:3,931円
  • 超音波検査:3,204円
  • 小型犬入院費(1日):2,729円 ※通常2~3日入院
  • 血液検査:5,432円
  • 注射(静脈、筋肉):3,245円
  • 輸液:6,845円
  • 血管確保:1,922円
  • 全身麻酔:10,020円
  • 子宮摘出手術:41,131円以上

このほかにも処置代や薬代がかかることや、

腹膜炎、子宮破裂、血液凝固障害、多臓器不全などを併発していることも多く、

高額な治療になりやすい病気。目安はおよそ13万以上、場合によっては20万以上は覚悟が必要です。

コーギーにおすすめのペット保険とは?

会陰ヘルニアや前立腺腫瘍も手術になるケースが多く、また尿路結石と伴に再発のリスクが高い病気。

子宮蓄膿症は合併症があるリスクの高い病気です。

これらの点を考慮すると、以下のようなペット保険がおすすめです。

コーギーにはこんなペット保険がおすすめ!

  • 手術の限度額は高く、限度回数が多いものを選ぶ!
  • オスは通院内容も考慮!メスはより手術内容重視!
  • 高齢になるほど補償内容は手厚めに!

手術の限度額は高く、限度回数が多いものを選ぶ!

ペット保険には通院、入院、手術の分類があり、それぞれに日数や利用回数制限、

1日の補償限度額などが設定されている場合があります。

コーギーは手術になる病気も多く、また再発性も多いため、

手術の限度額が高いもの、複数回の手術にも耐えられるよう回数制限も多めのものがおすすめです。

オスは通院内容も考慮!メスはより手術内容重視!

オスの場合は、病気の進行具合によって医療食や薬による通院治療が多くなる場合があります。

なので通院の日数制限もおおめのものを選択します。

メスの場合、通院治療はオスほど機会が多くないことが予想でき、

代わりに合併症による大手術が考えられるので、オスよりもより手術補償が良いものを選びましょう。

高齢になるほど補償内容は手厚めに!

コーギーに多い泌尿器系疾患は高齢になるほどリスクが高まります。

そのため高齢になるほど、補償率や年間補償限度額が高い補償内容が手厚い保険プランがおすすめです。

 

ただし補償内容が厚くなると保険料は値上がりします。

保険会社の中には高齢になると保険料が急増するところもあるため、

一気に保険料の負担が増えてしまうことが考えられます。

なのでなるべく高齢になっても値上がりの少ないペット保険が良いでしょう。

 

例えばおすすめな保険をあげるならペッツベスト保険はコーギーにぴったりでしょう。

子犬~高齢まで通して保険料の値上がりが少なく、また保険料重視プランでも補償率80%設定。

また通院、入院、手術の限度制約が一切無いため、どんな場合の治療にも対応しやすいです。

詳しくは【迷うなら!】犬のペット保険おすすめは?どこが良いの?を参考にしてみてください。