ペットを飼っていると予想外に色々な費用が掛かってくるもの。

特に医療費は家計への大きな負担になりがちです。

医療費の中で1回あたり最も高額な治療費になるのが手術費用でしょう。

もしもの時のために手術費用の対策をしておくことが大切です。

犬猫の手術費の相場はどのくらいなの?

元々犬猫の医療費は動物病院の裁量性によるところが大きく、

明確な相場というものはありません。

そこで実際の手術費用はどのくらいか?を知るために、

そこで手術経験のある犬猫の飼い主さんにアンケートを実施しました。

最も多いのが20万~50万、次に10万~20万と、

10万以上の高額治療費が全体の半数を占めていることがわかります。

また10人に1人は50万以上の超高額費用になっており、

いかに手術代が高いかがここからわかります。

オペ代はもちろん、検査費用や輸血、薬代などいろいろな費用がかかってくるためです。

 

参考までに、下記は今回の調査で多かった病気の、

主な手術内容と手術費用についてまとめた表になります。

手術箇所犬種・猫種手術内容手術費
目の淵に良性の腫瘍があり手術パピヨン全身麻酔をし、目の淵にある腫瘍を切り取りました。術後は、抗生剤の飲み薬と点眼をおこないました。1週間ほど、目の洗浄にも通いました。20万円
尿路結石ウェルシュコーギー・ペンブローク尿道にストルバイト結石が詰まり尿が出にくくなってしまった為、全身麻酔をかけた上で、外科手術により尿道から結石を取り除いた。168,264円(税込)
しこり(ガンの疑い)シマトラ(猫)ガンだとした場合、転移の可能性を考え広範囲で皮膚をとり、しこりをとる。皮膚と皮膚を引っ張り合わせ縫合、しこりの精密検査60万円超
子宮蓄膿症雑種、犬開腹し、細菌の感染により子宮に膿が溜まり、子宮と卵巣に肥大化して溜まった良性の膿を手術により取り除く20万円
前足の骨折トイプードル全身麻酔をして骨折部位を切開して骨を露出させ、プレートを骨折部位に埋め込んで固定する手術。
このプレートは取り出さず、ずっと固定しておくもの。
30万円
膀胱結石ヨークシャテリア、犬膀胱にできた結石が大きいことがエコーでわかったため尿管を通る際に詰まってしまう可能性があったため膀胱から結石をとる手術をしました16万
椎間板ヘルニアミニチュアダックスフンド最初は軽度で投薬治療をしていたのですが、悪化してしまい半側椎弓切という手術ををして椎間板物質を取り除きました。25万

 

基本的に全身麻酔を伴うものは高額治療費の傾向があります。

また今回の手術がおおかった病気では、腫瘍(ガン)が最も多く、

尿路結石、骨折・脱臼、子宮蓄膿症と続いています。

いずれも犬猫ともにリスクの高い病気やケガにです。

ペットの治療は高額になりやすい!

ペットの医療費がここまで高額になる理由は色々考えられますが、

一つは医療の発達があります。

一昔前は治すのも困難であった病気も治療できるようになっており、

その分、あきらめないで治療を受ける回数も増え、

1治療あたりの治療費も増加しています。

 

そしてもう一つが国の保険制度が無いことです。

人間では医療費の負担は3割となっており、

7割が国の保険によって賄われています。

それに対してペット医療は全額自己負担なので、高額な治療費になりやすいのです。

手術費用対策としてペット保険がおすすめ!

費用対策として有効な手段の一つが任意で加入するペット保険です。

ペット医療では国の保険がない代わりに、

民間団体がペット保険を運営しており、50~100%の範囲で治療費を補償してくれます。

もちろん月々の保険料がかかりますが、

もしもの高額治療の際は大きな助けになることは間違いありません。

特に高額になる手術費用では、

ペット保険の補償代金によって大幅に自己負担額を減らすことができます。

 

今回アンケートをお願いした飼い主さんの方々に、

『その時にペット保険には加入していましたか?』

という質問をしたところ、

たった2割しかペット保険に加入していない結果になりました。

加入していない人の多くが、数十万の高額治療費びっくりしたものの、

愛犬、愛猫のことを考えてなんとか費用を捻出したと言っています。

逆にペット保険に加入していた人はほぼ例外なく補償を受けられ、

自己負担額を大幅に減らすことができ

ペット保険のありがたみを感じることができたようです。

 

いつごろまでにペット保険を検討すべき?

加入者の中には、

『高額な治療費を経験して、初めて検討し始めた』

という人が数多くいらっしゃいます。

ですが、できればそうなる前にペット保険に加入しておくことをおすすめします。

下記は『ペットが初めて手術したのは何歳ですか?』という質問の結果です。

最も多いのが2歳未満の約29%と、

かなり早い段階から手術を経験している飼い主さんがいます。

子犬の時期は身体の免疫力や骨格がしっかりしていないため、

病気やケガになりやすいためでしょう。

とはいえ、3歳~11歳にかけてまんべんなく経験している人がおり、

犬や猫を飼っているなら、いつ手術の経験をしてもおかしくないということになります。

実際、健康なうちは『まさか愛犬・愛猫が手術することになるとは思わなかった』と、

予想外の手術になった飼い主さんが少なくありません。

ですので、できる限り早めにペット保険の加入を検討したほうがおすすめです。

手術補償はどのくらい必要なのか?

ペット保険では主に【通院治療】【入院治療】【手術治療】という項目があり、

それぞれに補償内容が設定されていたり、

そうした枠組みも無く【年間いくらまで補償する】というものまで様々です。

 

ここで問題になってくるのが、

【どこまで補償を付けるべきか?】【どのくらい補償が必要なのか?】

ということです。

補償が少なすぎると結局補償金を受け取れず意味がないからです。

しかし補償を手厚くすれば良いというものでもない

どこまでも補償のよい保険を選べば補償金が受け取れない心配は少なくなりますが、

その場合保険料が高くなってしまうため、家計の負担になってしまいます。

そのため【丁度よい補償内容でなるべく保険料を抑える】

ことが大切です。

 

しかしながら、手術経験をしてみないと、実際にどのくらい必要だったかイメージできません。

そこですでに手術経験済みの飼い主さんのアンケート結果をもとに、

必要な手術補償内容を決めてみたいと思います。

手術費用の相場と年間回数から補償内容を考える

補償内容を決めるうえで重要なのは、

  • 年間どのくらいの補償が必要か?
  • 年間どのくらいの回数補償が必要か?
  • 1日どのくらいの補償額が必要か?

の3点を考える必要があります。

この3点をアンケートの結果をもとに考えていきたいと思います。

年間どのくらいの補償が必要か?

先ほどの手術費用の相場は10万以上がほとんどだとわかります。

さらには超高額費用になるリスクもあるため、

最低でも10万以上、できれば手術費用の制限が無い保険がおすすめです。

 

年間どのくらいの年間回数補償が必要か?

1年間でどのくらい手術をするリスクがあるのでしょうか。

下記は『年間で最大何回手術を経験したか?』のアンケート結果です。

ほぼ1回ということがわかります。

複数回施術するリスクは小さいため、

保険内容としては1回以上補償するものであれば問題ないでしょう。

 

1日どのくらいの補償額が必要か?

手術は1回あたりの支払いが高額になります。

10万以上になる可能性は非常に高いですから、

日額補償制限が無いものが最も良いでしょう。

制限がある場合も、10万ほどはほしいところです。

 

各社の手術治療の補償内容は?

では、

  • 年の手術補償額は最低10万以上
  • 年の手術補償回数は1回あれば十分
  • 1日の手術費用上限は最低10万以上

の点を踏まえて、各社の補償内容を見ていきましょう。

下記の表は国内人気ペット保険会社の各プランを比較したものです。。

保険会社名保険商品名補償割合補償内容保険会社名保険商品名補償割合補償内容
アニコムふぁみりぃ70%プラン70%140,000円×2回ペットメディカルサポート100%補償プラン100%100,000円×2回
ふぁみりぃ50%プラン50%100,000円×2回
70%補償プラン70%100,000円×2回
アイペットうちの子70%プラン70%150,000円×2回50%補償プラン50%100,000円×2回
うちの子50%プラン50%100,000円×2回日本アニマル倶楽部グリーンプランⅡ100%90,000円(ガン手術150,000)×2回
ドコモのペット保険
(アイペットの包括契約)
トータルケア7070%150,000円×2回プレミアムオレンジプランⅡ100%60,000円(ガン手術90,000)×2回
トータルケア5050%100,000円×2回オレンジプランⅡ100%30,000円(ガン手術60,000)×2回
FPCFPCペット保険50%100,000円×1回ホワイトプランⅡ100%150,000円(ガン手術200,000)×2回
ソフトバンクペット保険
(アニコム包括保険)
70%プラン70%140,000円×2回プラチナプランⅡ100%90,000円(ガン手術150,000)×2回
50%プラン50%100,000円×2回シルバープランⅡ100%30,000円(ガン手術60,000)×2回
保険会社名保険商品名補償割合補償内容保険会社名保険商品名補償割合補償内容
日本ペットプラス(旧:ガーデン)プラチナプラン50、70、90%
※選べる
通院、入院、手術補償
50%プラン:通算で50万まで
70%プラン:通算で70万まで
90%プラン:通算で90万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
アクサダイレクトプラン7070%(通院、入院、手術)通算で70万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
ゴールドプラン50、70、90%
※選べる
50%プラン:通算で50万まで
70%プラン:通算で70万まで
90%プラン:通算で90万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
プラン5050%(通院、入院、手術)通算で50万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
ペッツベストファーストプラン80%(通院、入院、手術)通算100万円、1回50万円まで
※免責:1治療7,500円
※回数制限なし
あんしんペットLプラン70%(通院、入院、手術)通算で70万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
ベーシックプラン80%(通院、入院、手術)通算50万円、1回25万円まで
※免責:1治療20,000円
※回数制限なし
Mプラン70%(通院、入院、手術)通算で70万まで
※免責:1診察ごと14,000円
※回数、1治療あたりの限度額無し
アクシデントプラン80%(通院、入院、手術)通算50万円、1回25万円まで
※回数制限なし
au損保ペット保険(旧あうて)コース70(通院あり)70%年間最大28万まで
ペット&ファミリーげんきナンバーわん7070%(通院、入院、手術)通算で70万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
コース50(通院あり)50%年間最大20万まで
げんきナンバーわん5050%(通院、入院、手術)通算で50万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
もっとぎゅっと医療保険
スタンダードプラン
50%1日1万、年間20万まで
げんきナンバーわんslim7070%(通院、入院、手術)年間通算70万まで
※免責:1日3000円
※回数、1日限度額無し
医療保険
プレミアプラン
70%1日1.5万、年間30万まで
げんきナンバーわんslim5050%(通院、入院、手術)年間通算50万まで
※免責:1日3000円
※回数、1日限度額無し

 

上の表は1日限度額および日数制限のあるペット会社で、

下の表は年間限度額のみが指定されているペット保険会社になります。

まず年の手術補償額の観点から見ると、

ほぼ全社が条件を満たすプランがありますので、問題ありません。

年の手術補償日数に関しても、全社が条件をクリアしています。

 

しかし全社クリアしているといっても、おすすめできない保険があります。

免責金額に注意!

1日限度額以外にも手術補償を見るうえで『免責金額』の有無はとても大切です。

免責金額は補償率にかかわらず、被保険者が必ず支払っていただく費用です。

つまり1回ごとの治療費が免責金額以下だと補償は一切受けられませんし、

受けられたとしても補償金が減ってしまいます。

 

あんしんペット保険のMプラン、ペット&ファミリーのSlimプランは、

免責金額が設定されているためあまりよくありません。

ペッツベストも免責金額がありますが、こちらは初回の1回のみなので、

さほど影響はないでしょう。

補償内容が十分であればあとは保険料

全社比較してみると、ほとんどのペット保険会社が手術費用実情に対応できるといえます。

であればあとは問題になるのが保険料です。

補償が十分でも保険料が高いプランがありますので、十分注意が必要です。

 

下記は0~13歳における国内人気会社の総保険料を比較したグラフです。

各社の最安プランで比較しています。
※犬種or猫をクリックすると総保険料が見れます。


 

保険料の観点から見ると一番おすすめなのがFPCペット保険です。

値上がりも少なく、12歳以降は値上がり0なので、

高齢になっても家計を圧迫しません。

次点で日額制限や回数制限の無いガーデン少額短期保険も良いでしょう。

そのほかのおすすめのペット保険も当サイトでは紹介していますので、

確認してみてください。

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