犬や猫の手術費用は国の保険が無いため、高額になりやすい現状があります。

そうした費用対策の方法のひとつがペット保険です。

では手術のペット保険はどういうものがあり、どれを選ぶのが良いのか?

まとめてみました。

手術費対策になるペット保険の種類は?

ペット保険では通院、入院、手術という区分けがされており、

現在、補償範囲によって4種類の保険に分けられています。

保険の種類補償対象コメント
医療保険通院、入院、手術
病気・ケガ
●基本的な保険。もっとも補償範囲が広い
●他の保険に比べ保険料は高い
●窓口清算に対応している場合がある
手術保険手術(に伴う入院)
病気・ケガ
●手術のみ、もしくは手術に伴う入院のみ補償する保険。
●医療保険より安い
●窓口清算に対応していない
通院保険通院
病気・ケガ
●通院のみ補償する保険
●医療保険より安い
●窓口清算に対応していない
傷害保険通院、入院、手術

ケガのみ
●ケガにおける通院、入院、手術を補償する保険。病気は対象外。
●医療保険より安い
●窓口清算に対応していない

 

基本的に犬猫の手術は病気に起因することが多いと思いますので、

損害保険は選択外になるでしょう。

手術費用対策をするなら医療保険か手術保険になります。

両社の違いとしては、医療保険は保険料は手術保険より高いものの、

補償範囲が広いという利点があります。

逆に手術保険は補償範囲が狭い分、保険料は安めです。

手術保険はどこがおすすめ?

それでは各社の手術保険を比較していきましょう。

現在、国内の人気ペット保険会社で手術保険を提供しているのは、以下のプランになります。

会社補償率手術手術を伴う入院入院だけ
あんしんペット保険80%50万円×2回
※免責14,000円
連続14日間×
アイペット90%50万円×2回
※治療費3万以上から補償対象
連続10日間×
アニコム70%50万円×2回14,000円×20日14,000円×20日
日本ペットプラス(旧:ガーデン)70%年2回
最大30万まで
××
日本アニマル倶楽部100%15万円(ガン手術は20万)×2回15,000円×30日15,000円×30日
もっとぎゅっと70or90%50万円×2回
※免責1万以下あり
通院も含め連続15日間×
au損保ペット保険50or70%最大50or70万まで最大50or70万まで最大50or70万まで

 

※横にスクロールすると、各保険料が見れます。
※点をクリックすると詳しい保険料が見れます。

※保険料非公開分は除く

 

手術保険の中にも入院補償において違いがあります。

入院を補償しない、手術を伴う入院のみ補償するか、手術とは別に入院補償を設けているかの3つです。

当然補償範囲がおおいほど、保険料は高くなる傾向にあります。

 

最もおすすめなのは日本ペットプラス(旧:ガーデン)です。

補償もそこそこでダントツの安い保険料だからです。

他の保険は若年期は安いものの、病気のリスクも増える高齢期になると値上がりし高くなります。

とはいえ日本ペットプラス(旧:ガーデン)は、

その分手術補償は他よりも見劣りするのが心配点ですが、

リスクに十分なのでしょうか?

手術補償はどの程度必要?

手術補償を考える上でポイントになるのが、最大補償額と年の回数制限です。

これらの点を考えるのに参考になるのが実際犬猫の手術費用の現状です。

下記は手術経験のある犬猫の飼い主さんにアンケートを実施しました。

約6割が手術費用20万円以下、50万円以下になるとほぼ9割という結果になっています。

もちろん最先端医療になるとかなりの高額になりますが、

そのリスクがかなり低いと考えることができます。

この点から考えると手術補償は年額最大補償が30~50万の間であれば、

費用リスクに備えることができるでしょう。

逆に年額最大補償100万円は多すぎる感が否めません。

もちろん大概の費用リスクに対応できますが、

毎月の保険料支払いが高額になるのを考えるとおすすめできません。

 

では年の回数制限はどうでしょうか?

下記は『年間で最大何回手術を経験したか?』のアンケート結果です。

ほぼ1回という結果になっています。

すべての手術保険が2回以上対応していますので、

まったく問題ないといえます。

入院補償は別途必要?

手術補償を考えるうえで、もう一つポイントが別途入院補償が必要か?です。

下記は当サイトで入院経験のある飼い主さんに、

過去年に最大で何日入院をしたか?を調査した結果です。

年21日以上になることはかなりまれで、ほとんどが10日以内で済んでいることがわかります。

さらに細かい内訳になるとほとんどが5日以内で退院をしている結果になりました。

つまり入院日数が多くなるリスクは小さいわけです。

 

では1日の入院費用はどうでしょうか?

こちらは小型犬、中型犬、大型犬、猫によって、

大体相場が決まっています。

日本獣医師会の発表によると、

  • 小型犬:2,729円/日
  • 中型犬:3,491円/日
  • 大型犬:4,201円/日
  • 猫:2,619円/日

となっています。

仮に一番高い大型犬が調査結果の10日間入院だとしても4万円ほどです。

安くはない費用ですが、決して払えない金額ではありませんし、

むしろ入院補償のために、毎月高い保険料を支払うのでは本末転倒です。

小型犬や猫になればさらに入院費用は安くなりますから、

別途入院補償はいりませんし、保険料が安くなるなら入院補償自体無くても良いでしょう。

すべての点を鑑みると日本ペットプラス(旧:ガーデン)

以上の点から、最もおすすめなのが日本ペットプラス(旧:ガーデン)です。

補償は手術の実情に十分対応できる内容ですし、

値上がりが少なく長期間になればなるほど安さが他よりダントツです。

日本ペットプラス(旧:ガーデン)の詳細についてはこちらのページもご確認ください。

できれば通院費用対策はしたほうが…

さてこれまでのお話を覆すようで恐縮なのですが、

私個人としては手術保険よりも医療保険をおすすめしています。

確かに手術は高額な費用になりますし、保険で対策しておくことが重要です。

しかし犬猫の治療では手術よりも圧倒的に通院治療が多いのです。

下記は当サイトで飼い主さん250人に通院治療の経験についてアンケートした結果です。

なんとほとんどの人が通院治療の経験があると答えてくれました。

最近増えているアレルギーはもちろん、異物誤飲という事故がこの多さの理由になっているようです。

通院治療は1回あたりの金額は、手術費用に比べ圧倒的に安いものの、

日数が多くなる傾向にあるためトータルの費用はバカになりません。

下記は通院費用を調査した結果です。

最も多いのが1~3万円ですが、

5~10万、20万以上も約15%と6人に1人は高額な通院治療費を経験していることがわかり、

思わぬ出費になる可能性は十分にあると言えます。

 

さらにアンケートから特に多かった病気やケガの平均治療費および最高額を表にまとめました。

あくまで通院治療で完結した場合の費用になるため、

病気やケガの進行状況で手術となった場合は、より高額になります。

病気・ケガ治療費平均最高治療費額病気・ケガ治療費平均最高治療費額
皮膚炎・アレルギー48,088円200,000円膝蓋骨脱臼128,000円220,000円
骨折111,442円500,000円尿路結石59,857円150,000円
外耳炎48,571円200,000円急性肝炎24,000円30,000円
膀胱炎57,233円150,000円下痢30,889円70,000円
怪我10,156円20,000円異物誤飲54,286円100,000円

 

つまり通院治療のリスクは非常に高く、また費用も高額なる可能性があるということ。

手術補償も重要ですが、通院に対しても補償で備えておくことが重要なんです。

もし手術保険に特別な思い入れがなければ、医療保険も検討してみてはどうでしょうか?

医療保険でも補償が良く安い保険はあります。

医療保険は安いペット保険ならどこが良い?で解説していますので参考にしてみてくださいね。

既に手術が必要、費用が発生している場合

さてこれまでペット保険についてお話してきましたが、

ペット保険はそもそも病気やケガになる前に備えておく必要があります。

病気やケガになった後に保険に加入しようとしても、

そもそも加入できなかったり、その病気やケガでの補償はされないことになります。

 

そのため既に手術が必要、手術費用が発生している場合は別の方法を考える必要があるわけです。

まず思いつくのが自分での積み立てですが、

そもそも積み立ての備えをしているなら苦労はしません。

現時点で備えが無い、手術費用を捻出できない!という場合は、

最近ペット専用のローンが登場しています。

当然ローンですので金利が発生しますが、

分割払いですから、一時的な金銭負担を軽くすることが可能です。

 

ペットローンはその名の通り、

ペットに関する費用に対しローンを組めるサービスですが、

医療費だけでなく、飼育費用についてもローンを組むことができます。

今まではペット専用ローンは無かったため、

大変うれしいサービスといえます。

ペットローンの対象について

ただしペットローンはまだ登場したばかりで、

現在のところスルガ銀行のペットローンしか選択肢がありません。

スルガ銀行は静岡県を本拠地とし、主に静岡・神奈川県エリアで展開する地方銀行になります。

設立は1895年で、約120年以上続く伝統ある銀行で、

日本取引所グループと日本経済新聞の、

「財務や経営が優秀な上場企業の上位400社」に選ばれています。

信頼性や安全性としては全く問題ない会社と言えるでしょう。

スルガ銀行のペットローンの金利や最大借り入れ額、分割回数については、

公式サイトで確認をしてみてください。