ペットを飼っていると予想外に色々な費用が掛かってくるもの。

特に医療費は家計への大きな負担になりがちです。

医療費の中では通院・手術と比べてあまり注目されないのが入院費用。

とはいえ、出費になるのはかわりませんから、適切な入院費対策は大切です。

犬猫の入院費の相場はどのくらいなの?

元々犬猫の医療費は動物病院の裁量性によるところが大きく、

明確な相場というものはありません。

大体のかかる費用を知るためには、実際に入院経験をした方々に聞くのが一番!

そこで入院経験のある犬猫の飼い主さんにアンケートを実施しました。

上記は『1日当たりの入院費用はいくらだったか?』という質問の結果です。

結果を見ると、最も多いのが15,000円以上で32%、

10,000円以上まで含めると、全体の約6割とかなり高額のケースが多い結果になりました。

さらにこれは1日の費用ですので、入院日数が重なればさらに費用がかさみます。

上記は『入院日数はどのくらいだったか?』という質問の結果です。

4~10日が最も多く33%、次点が2~3日で33%という結果に。

仮に1日の入院費用を15,000円として考えると、

トータルで3万~15万円が入院費用の相場ということになるでしょう。

病気によっては入院日数が増え、入院費が高額になるケースがあることに注意しなければいけません。

今回のアンケートでは21日以上の入院日数だった回答もありました。

長期の入院になりやすいのが、ガンや腫瘍、心臓疾患、ヘルニア、尿路結石といった病気です。

特にガンや腫瘍は犬猫ともに常にTOP5に入る疾患ですので、

長期入院を経験する可能性は他人事ではありません。

 

ペットの治療は高額になりやすい!

ペットの医療費がここまで高額になる理由は色々考えられますが、

一つは医療の発達があります。

一昔前は治すのも困難であった病気も治療できるようになっており、

その分、あきらめないで治療を受ける回数も増え、

1治療あたりの治療費も増加しています。

 

そしてもう一つが国の保険制度が無いことです。

人間では医療費の負担は3割となっており、

7割が国の保険によって賄われています。

それに対してペット医療は全額自己負担なので、高額な治療費になりやすいのです。

入院費用対策としてペット保険がおすすめ!

費用対策として有効な手段の一つが任意で加入するペット保険です。

ペット医療では国の保険がない代わりに、

民間団体がペット保険を運営しており、50~100%の範囲で治療費を補償してくれます。

もちろん月々の保険料がかかりますが、

もしもの高額治療の際は大きな助けになることは間違いありません。

 

今回アンケートをお願いした飼い主さんの方々に、

『その時にペット保険には加入していましたか?』

という質問をしたところ、

たった2割しかペット保険に加入していない結果になりました。

加入していない人の多くが、入院費はもちろん、

手術代や処方代、通院代などあわせると高額な治療費を全額自己負担したそうです。

逆にペット保険に加入していた人はほぼ例外なく補償を受けられ、

自己負担額を大幅に減らすことができ

加入していてよかったと話しています。

 

いつごろまでにペット保険を検討すべき?

加入者の中には、

『高額な治療費を経験して、初めて検討し始めた』

という人が数多くいらっしゃいます。

ですが、できればそうなる前にペット保険に加入しておくことをおすすめします。

下記は『ペットが初めて入院したのは何歳ですか?』という質問の結果です。

一番多いのが3~5歳で約25%となり、5歳以下で考えると約45%と、

ほぼ半数の方が経験していることになります。

意外にも入院の経験は高齢になってからではなく、

若い早い段階で経験するリスクが高いのです。

ですので、ペットが若かいうちに保険の加入を検討したほうがおすすめです。

入院補償はどのくらい必要なのか?

ペット保険では主に【通院治療】【入院治療】【手術治療】という項目があり、

それぞれに補償内容が設定されていたり、

そうした枠組みも無く【年間いくらまで補償する】というものまで様々です。

 

ここで問題になってくるのが、

【どこまで補償を付けるべきか?】【どのくらい補償が必要なのか?】

ということです。

補償が少なすぎると結局補償金を受け取れず意味がないからです。

しかし補償を手厚くすれば良いというものでもない

どこまでも補償のよい保険を選べば補償金が受け取れない心配は少なくなりますが、

その場合保険料が高くなってしまうため、家計の負担になってしまいます。

そのため【丁度よい補償内容でなるべく保険料を抑える】

ことが大切です。

 

しかしながら、入院経験をしてみないと、実際にどのくらい必要だったかイメージできません。

そこですでに入院を経験済みの飼い主さんのアンケート結果をもとに、

必要な入院補償内容を決めてみたいと思います。

入院費用の相場と日数から補償内容を考える

補償内容を決めるうえで重要なのは、

  • 年間どのくらいの補償が必要か?
  • 年間どのくらいの日数補償が必要か?
  • 1日どのくらいの補償額が必要か?

の3点を考える必要があります。

この3点をアンケートの結果をもとに考えていきたいと思います。

年間どのくらいの補償が必要か?

先ほどの入院費用の相場は3万~15万ほどだということがわかっています。

となれば年間補償は20万もあれば十分ということになります。

 

年間どのくらいの日数補償が必要か?

入院日数は2~10日が約7割となっていますが、

中には11日~20日など長期入院になるケースもあります。

そのリスクを考慮するのであれば、年間20日補償くらいを選ぶのが妥当といえます。

 

1日どのくらいの補償額が必要か?

1日の入院費用は1万5000円以上とかなり高額ですので、

10,000~15,000円程度を補償してくれる保険が良いでしょう。

 

各社の入院治療の補償内容は?

では、

  • 年の入院補償額は20万程度
  • 年の入院補償日数は20日程度
  • 1日の入院費用上限は10,000~15,000円程度

の点を踏まえて、各社の補償内容を見ていきましょう。

下記の表は国内人気ペット保険会社の各プランを比較したものです。。

保険会社名保険商品名補償割合補償内容保険会社名保険商品名補償割合補償内容
アニコムふぁみりぃ70%プラン70%14,000円×20回ペットメディカルサポート100%補償プラン100%20,000円×20日
ふぁみりぃ50%プラン50%10,000円×20回
70%補償プラン70%20,000円×20日
アイペットうちの子70%プラン70%30,000円×22日50%補償プラン50%20,000円×20日
うちの子50%プラン50%12,000円×22日日本アニマル倶楽部グリーンプランⅡ100%12,000円×60日
ドコモのペット保険
(アイペットの包括契約)
トータルケア7070%30,000円×22日プレミアムオレンジプランⅡ100%10,000円×60日
トータルケア5050%12,000円×22日オレンジプランⅡ100%10,000円×60日
FPCFPCペット保険50%125,000円×3回
(1回とは初日~退院日まで)
ブループランⅡ100%8,000円×30日
ソフトバンクペット保険
(アニコム包括保険)
70%プラン70%14,000円×20回プラチナプランⅡ100%15,000円×60日
50%プラン50%10,000円×20回シルバープランⅡ100%10,000円×20日
保険会社名保険商品名補償割合補償内容保険会社名保険商品名補償割合補償内容
日本ペットプラス(旧:ガーデン)プラチナプラン50、70、90%
※選べる
通院、入院、手術補償
50%プラン:通算で50万まで
70%プラン:通算で70万まで
90%プラン:通算で90万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
アクサダイレクトプラン7070%(通院、入院、手術)通算で70万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
ゴールドプラン50、70、90%
※選べる
50%プラン:通算で50万まで
70%プラン:通算で70万まで
90%プラン:通算で90万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
プラン5050%(通院、入院、手術)通算で50万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
ペッツベストファーストプラン80%(通院、入院、手術)通算100万円、1回50万円まで
※免責:1治療7,500円
※回数制限なし
あんしんペットLプラン70%(通院、入院、手術)通算で70万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
ベーシックプラン80%(通院、入院、手術)通算50万円、1回25万円まで
※免責:1治療20,000円
※回数制限なし
Mプラン70%(通院、入院、手術)通算で70万まで
※免責:1診察ごと14,000円
※回数、1治療あたりの限度額無し
アクシデントプラン80%(通院、入院、手術)通算50万円、1回25万円まで
※回数制限なし
au損保ペット保険(旧あうて)コース70(通院あり)70%年間最大28万まで
ペット&ファミリーげんきナンバーわん7070%(通院、入院、手術)通算で70万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
コース50(通院あり)50%年間最大20万まで
げんきナンバーわん5050%(通院、入院、手術)通算で50万まで
※回数、1治療あたりの限度額無し
もっとぎゅっと医療保険
スタンダードプラン
50%1日1万、年間20万まで
げんきナンバーわんslim7070%(通院、入院、手術)年間通算70万まで
※免責:1日3000円
※回数、1日限度額無し
医療保険
プレミアプラン
70%1日1.5万、年間30万まで
げんきナンバーわんslim5050%(通院、入院、手術)年間通算50万まで
※免責:1日3000円
※回数、1日限度額無し

 

上の表は1日限度額および日数制限のあるペット会社で、

下の表は年間限度額のみが指定されているペット保険会社になります。

まず年の入院補償額の観点から見ると、

ほぼ全社が条件を満たすプランがありますので、問題ありません。

年の入院補償日数に関しても、全社が条件をクリアしています。

 

しかし全社クリアしているといっても、おすすめできない保険があります。

免責金額に注意!

1日限度額以外にも入院補償を見るうえで『免責金額』の有無はとても大切です。

免責金額は補償率にかかわらず、被保険者が必ず支払っていただく費用です。

つまり1回ごとの治療費が免責金額以下だと補償は一切受けられませんし、

受けられたとしても補償金が減ってしまいます。

 

あんしんペット保険のMプラン、ペット&ファミリーのSlimプランは、

免責金額が設定されているためあまりよくありません。

ペッツベストも免責金額がありますが、こちらは初回の1回のみなので、

さほど影響はないでしょう。

補償内容が十分であればあとは保険料

全社比較してみると、ほとんどのペット保険会社が入院費用実情に対応できるといえます。

であればあとは問題になるのが保険料です。

補償が十分でも保険料が高いプランがありますので、十分注意が必要です。

 

下記は0~13歳における国内人気会社の総保険料を比較したグラフです。

各社の最安プランで比較しています。
※犬種or猫をクリックすると総保険料が見れます。


 

保険料の観点から見ると一番おすすめなのがFPCペット保険です。

値上がりも少なく、12歳以降は値上がり0なので、

高齢になっても家計を圧迫しません。

そのほかのおすすめのペット保険も当サイトでは紹介していますので、

確認してみてください。

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