犬や猫の治療費って想像以上にかかるんだなあと思ったことは、

一度経験した飼い主さんなら必ずあるのではないでしょうか。

人間のように国の負担が無いこと、

相場があまりなく動物病院の裁量にまかされていることなのが、

治療費が高くなる原因です。

そんな治療費対策の方法として最近ペットローンが登場しています。

ペット保険は急な病気やケガには対応できない

ペットの医療対策として有効なのがペット保険です。

加入することで治療費の50~100%の負担をしてくれるので、

大幅に治療費の支払いを下げることができます。

ですが、ペット保険は『病気やケガになる前』に加入しておくことが基本です。

治療費が入用になり、急遽保険に加入しようと思っても、

病気やケガによっては加入を断れますし、

そもそも治療中の病気やケガは補償対象外です。

なので急な出費に対応することはできません。

急な治療費に対応できるのがペットローン

結局今まで急なペットの医療費に対しては、

自分の貯蓄から捻出するしかありませんでしたが、

予想以上の出費になるなど、支払いに苦労する飼い主さんも少なくありません。

そんなニーズに対応して、最近『ペットローン』というものが登場しました。

ペットローンとはその名の通りペットに関するローンです。

医療費だけでなくペットに関するものなら基本的に何でもよく

ペット用品やサロン代など幅広い範囲で使用することが可能です。

『ペット保険に入っていなかった』『貯蓄がなく治療費捻出に困っている』

など費用に困っている飼い主さんにとっては大変助かるローンです。

フリーローンやカードローンと何が違う?

今まで治療費をローンで組もうとするなら、

多目的に利用できるフリーローンや、

ATMなどで借りれるカードローンしか選択肢がありませんでした。

ですがペットローンなど目的を絞ったローンの場合、

フリーローンやカードローンより一般的に金利が低かったり、

審査の時間が短いなどのメリットがあります。

ローンを組むときは目的に合致しているローンを組んだほうが良いというわけです。

今まではペットという枠組みがありませんでしたが、

ついに登場したという感じです。

 

そんなペットローンの取り扱いを始めたのがスルガ銀行です。

スルガ銀行は静岡県に本拠があり、約120年続く地域密着型の銀行ですが、

比較的面白いローンや事業ローン、自営向けローンなど、

積極的にお金を貸してくれるところとしては有名で、

日経新聞が『財務や経営が優秀な上場企業の400社』に選ぶほど、

優れた会社です。

なので信頼性という意味では高い銀行だと思います。

 

犬猫の治療費はどのくらいかかる?

ペットローンを検討するうえで、どのくらい治療費がかかるか?

という予想も必要になることもあるかと思います。

ペットの医療費は相場というものがあまりなく、

動物病院の裁量にまかせられている部分も多いのですが、

当サイトでは、通院、入院、手術それぞれでアンケート調査をしました。

そうした中でやはり最も高額な治療費になるのが手術費用です。

下記は手術経験のある犬猫の飼い主さんにかかった費用をアンケートしたものです。

最も多いのが20万~50万、次に10万~20万と、

10万以上の高額治療費が全体の半数を占めていることがわかります。

また10人に1人は50万以上の超高額費用になっており、

いかに手術代が高いかがここからわかります。

オペ代はもちろん、検査費用や輸血、薬代などいろいろな費用がかかってくるためです。

 

参考までに、下記は今回の調査で多かった病気の、

主な手術内容と手術費用についてまとめた表になります。

手術箇所犬種・猫種手術内容手術費
目の淵に良性の腫瘍があり手術パピヨン全身麻酔をし、目の淵にある腫瘍を切り取りました。術後は、抗生剤の飲み薬と点眼をおこないました。1週間ほど、目の洗浄にも通いました。20万円
尿路結石ウェルシュコーギー・ペンブローク尿道にストルバイト結石が詰まり尿が出にくくなってしまった為、全身麻酔をかけた上で、外科手術により尿道から結石を取り除いた。168,264円(税込)
しこり(ガンの疑い)シマトラ(猫)ガンだとした場合、転移の可能性を考え広範囲で皮膚をとり、しこりをとる。皮膚と皮膚を引っ張り合わせ縫合、しこりの精密検査60万円超
子宮蓄膿症雑種、犬開腹し、細菌の感染により子宮に膿が溜まり、子宮と卵巣に肥大化して溜まった良性の膿を手術により取り除く20万円
前足の骨折トイプードル全身麻酔をして骨折部位を切開して骨を露出させ、プレートを骨折部位に埋め込んで固定する手術。
このプレートは取り出さず、ずっと固定しておくもの。
30万円
膀胱結石ヨークシャテリア、犬膀胱にできた結石が大きいことがエコーでわかったため尿管を通る際に詰まってしまう可能性があったため膀胱から結石をとる手術をしました16万
椎間板ヘルニアミニチュアダックスフンド最初は軽度で投薬治療をしていたのですが、悪化してしまい半側椎弓切という手術ををして椎間板物質を取り除きました。25万

 

また実はバカにならないのが通院治療です。

結果を見ると、最も多いのが1~3万円ですが、

5~10万、20万以上も約15%と6人に1人は高額な通院治療費を経験していることがわかり、

思わぬ出費になる可能性は十分にあると言えます。

 

さらにアンケートから特に多かった病気やケガの平均治療費および最高額を表にまとめました。

あくまで通院治療で完結した場合の費用になるため、

病気やケガの進行状況で手術となった場合は、より高額になります。

病気・ケガ治療費平均最高治療費額病気・ケガ治療費平均最高治療費額
皮膚炎・アレルギー48,088円200,000円膝蓋骨脱臼128,000円220,000円
骨折111,442円500,000円尿路結石59,857円150,000円
外耳炎48,571円200,000円急性肝炎24,000円30,000円
膀胱炎57,233円150,000円下痢30,889円70,000円
怪我10,156円20,000円異物誤飲54,286円100,000円

 

このように想像以上に高額の治療費を経験した飼い主さんが多い結果となっています。

ペットローンを組むうえで

ペットローンはあくまでお金の借入ですから、

借りた金額+金利分が発生するので、総額の支出は多くなってしまうことに注意です。

借りるだけでなく返済計画もしっかりと建てておく必要があります。

 

とはいえ、最長10年の分割払いが可能ですし、

分割にすることで一括の金銭負担を大幅に軽減できるのがローンの強みです。

こうした点を踏まえ、愛犬、愛猫の治療費捻出に困った場合は、

一度検討してみてはどうでしょうか?